ギフテッドプロジェクト「sprinG」は、ギフテッド特性があり、学校に馴染みづらいと感じている小・中学生やその保護者に向けた居場所づくりに取り組もうと、2022年度より始動しました。
当団体OBである、精神科医・特別支援教育を専門とする大学講師といった専門職と、教育に志のある当団体の大学生が中心となって運営しています。
※当団体の事業の一部は文部科学省ならびにこども家庭庁からの委託を受けて実施しております。
※「ギフテッド」という言葉の使用については、こちらのページをご覧ください。
ギフテッドの子どもたちとは
こんな子、あなたの周りにいませんか?
- 同世代の子どもたちと会話が合わなくて、友だちができにくい
- 学校の勉強が簡単すぎて、教室で授業を受けるのが苦しい
- 頭の興奮を抑えられず、夜ぐっすり眠ることができない
- 得意なことと苦手なことの差がとても大きい
これらは、いずれもギフテッドの子どもが抱えていることが多い困りごとです。
ギフテッド特性を持つ子どもたちは、知的好奇心にあふれ、何かに没頭するときの集中力は測り知れないものがあります。
ですが、その分興奮しやすく、不眠やかんしゃくなど、日常生活に困難がある子も少なくありません。
特性によって周りの子どもたちと違いが生まれ、学校生活で孤独を感じてしまう子、不登校になってしまう子も多くいます。
しかし、日本ではまだ知名度は低く、理解や支援を得づらいといった現実があります。そこで、私たちはそんなギフテッド特性を持つ子どもたちのために、下記のことを行っていきます。
具体的な取り組み
お子さま向け事業
オンライン上のバーチャル空間を活用して、ギフテッドの子どもたち同士が繋がる機会を作っています。
興味のあることを思う存分話したり、普段の生活で感じた疑問を共有しあったり、ギフテッドの子どもたち同士だからこその交流をしながら、「自分だけじゃないんだな」という感覚を得てもらえたらと思っています。
また、都内や関西地域で不定期に対面イベントも開催し、子どもたち同士の仲をさらに深めていける機会を作っています。
お子さまと気が合いそうな大学生スタッフを「メンター」として、1対1での対話の機会を提供します。お子さまの「好き」を認め、さらなる成長をサポートします。
お子さまの特性や保護者の方の願いを踏まえて、オーダーメイドの支援を心がけていきます。
株式会社すららネット様のご協力により、個別支援プランをご利用されるお子さまは、無学年式教材「すらら」を利用できます。個別支援の時間に、学習の進捗を確認して一緒にスケジュールをたてていくような支援も行っています。
保護者さま向け事業
ギフテッドの子の子育ては、程度や状況は様々なものの、お子さまの特性が共通していることが多いため、共感し合えることが多いです。
そのため、オンラインコミュニティを作り、悩みごとを相談してみたり、ちょっとした発見を共有したり、気軽な情報交換の場を提供します。社会人スタッフも参加し、一人ひとりのちがいを尊重し、安心できるコミュニティ運営を心がけていきます。
定期的に親の会を開催しています。ギフテッドの子どもの保護者同士で悩みを共有しあうとともに、良かった対応の仕方など、実践知の共有にも取り組んでいます。
※当団体の事業の一部は文部科学省ならびにこども家庭庁からの委託を受けて実施しております。
発信・啓発活動
日本でのギフテッドの認知度が低い現状を少しずつ変えていくため、まずは教育に関心の高い学生に対し、精神科医からギフテッドについて学ぶ勉強会を開催しました。
また、継続的に保護者・精神科医・特別支援教育専門家などを交えて勉強会を行なっています。
親の会で出た保護者の声をまとめて発信することも試みています。
小中学校の先生方に向けては、勉強会と個別相談窓口を設置しています。詳しくは、下記のページをご覧ください。
そのほか、勉強会や研修会のご相談も承ります。自治体・学校・団体ごとに受け付けています。
ご希望のある方は、一度お問い合わせください。
最新の活動報告レポート
イベント情報
お子さまにギフテッド傾向があり、当プロジェクトの活動に参加希望の方には、保護者の方に「はじめての親の会」に一度ご参加いただくことをお願いしております。
今後の「はじめての親の会」の開催については、決まり次第当団体のホームページにて告知を行いますので、もうしばらくお待ちいただけますようお願いいたします。
直近のイベント
お申込み受付を終了しているイベントのみが表示されている場合もございます。ご了承ください。
活動を応援してくださる方へ(寄付サポーター募集)
現在、この活動をサポートしてくださる方を募集しています。
活動を継続的に行っていくには、親の会や子ども向けイベントの会場費、スタッフ採用・人件費、オンラインバーチャル空間構築のためのサービス利用費等が必要となります。
ギフテッドの子の知的好奇心を満たしたり学校以外の居場所を確保したりするためには、習い事やフリースクールに通うためのお金がかかり、教育費が家計を圧迫しているといった声も多く聞かれます。
私たちは頂いたご寄付を先の費用支払にあて、なるべく家庭での負担が少ない形でプロジェクトを実現したいと考えています。
ギフテッドの子が、周りと違う自分を認めて好きになり、自分らしく生きていけるよう、精一杯取り組んでまいりますので、皆さまのご協力をお願いいたします。
1000円より、ご寄付を受け付けております。
活動にご賛同くださる方は、何卒ご協力をよろしくお願いいたします。
※下記のページからのご寄付は、すべて寄付金控除等の税制優遇措置の対象になります。
サポーターの方々の声
ギフテッドへの注目を早くから行い、かつ能力を伸ばすのではなく支援を行うという姿勢に共感しました。頑張ってください。
今の通常の教育では、学校でも家庭でも理解を得られず、ややもすれば自己肯定感を得られずに、大人になる可能性も十分あると実感しています。
このような取組が広がることは社会にとって非常に有意義であると思います。理解できる人が増える事を強く強く願っていますし、継続的に支援させていだきたいです。
困っているギフテッドの子どもたちの居場所が増えることを願っています。
活動に参加したい大学生の方へ
一緒に活動する大学生・大学院生のスタッフを随時募集しています。以下のページから詳細をご確認いただき、ご応募ください。教育に志のある方からのご応募をお待ちしております。
「sprinG」に込めた想い
「spring」とは跳ねる、春、泉、原動力などの意味を持つ英単語です。
このプロジェクトが、子どもたちの原動力の一部となり、湧き出る好奇心の泉を受け止める存在になれますように。
そして、保護者の方にとっては、春のような暖かさを感じられるコミュニティになれますように。
そんな思いを込めて、この名称にしました。「G」はギフテッド(gifted)を表し、彼らの特性に応じた支援を提供することを表しています。
お問い合わせ
当プロジェクトに関するお問い合わせは、以下のメールアドレスにてお受けしております。
法人の方からの協業・取材のお問い合わせも以下のアドレスまでお願いいたします。
なお、一部のお問い合わせにはお答えが難しい場合もありますこと、ご了承ください。
ご連絡・問い合わせ先: gifted.info@roje.or.jp