こんにちは!学生スタッフのゆぽです!
sprinGでは、大学生の運営スタッフのスキルアップ・情報共有を目的として、月に1回学生研修と称して「ケース会議」を開催しています(6月の記事はこちらからご覧ください)。「ケース会議」は各回の担当者が「できる~む」について悩んでいることを持ち寄り、運営の精神科医・佐藤を交えて意見交換を行う、というものです。7月の会議では学生スタッフの「みーく」の気になることから、最近のできる〜むの課題について話し合いました。
今回の議題のラインナップは、こちらです。
①子どもたち同士の交流を促す方法(どのようにリード、介入をすればいいのか)
②できる〜むに来てみたものの、孤立感を感じてしまった子どもの事例検討
①子どもたち同士の交流を促す方法
全部学生が説明、サポートしようとするのではなく、他の子どもに「この子に説明してあげて〜」と頼んで子ども同士で話ができる場面を増やすといった場面を作る提案がされました。
ラジオ感覚で聴いていたい、活発なコミュニケーションを全員が求めているわけではないといった子ども達もいます。できる〜むをしゃべらないといけないという場所にはしたくないといった意見もありました。
②できる〜むに来てみたものの、孤立感を感じてしまった子どもの事例検討
これまで何人かからこのようなケースを報告されていました。そこで、うまくいったこと、気をつけた方がいいことなどを全員で共有しました。
声はかけたが返事がなかったため、①のように聞いていたいだけかもしれないと思い、そのままにしていたら、機械トラブルで話せないだけだったといったケースもあります。機械トラブルのことも考えて、チャットも活用していくことが推奨されました。
学生は、子どもたちのことを考えながら動き、あらゆる可能性を考えながら動くようにします。具体的には、少人数にグループ分けをして、話の話題が盛り上がる工夫を行ったり、テーマやできる〜むの情報をまとめておける場所などを作ったりしていくことになりました。子どもたちが楽しめるより良い環境を目指していきます。
また、伊藤先生からの「学生スタッフと子どもとの関わり方で、2回傷つけてしまうようなことだけはあってはならない」という言葉を肝に銘じたいと思いました。私たちにとってのできる〜む1回と、子どもたちにとってのできる〜む1回が持つ意味や重さを想像しながら、子どもたちと関わっていきます。
たくさんの具体例が上がっており、学生一人一人様々なやり方で行なっていることを知りました。できる〜むは、全国のお子様とかかわることができ、対面と同様で、お子さんの優しさやがんばりをみることができます。しかし、オンライン故の難しさもあることがわかりました。今後も改善をしていき、できる〜むがお子さんにとってより良い場所になるように模索していきたいと思いました。
今回のケース会議のまとめです。
これからも、学生も子どもも安心できる「できる~む」をつくるために、ケース会議と研修を重ねていきます。
以下のプロジェクトページでは、保護者支援や対面でのイベントなど、「できる〜む」以外に ギフテッドプロジェクト sprinGが取り組んでいる活動について紹介しています。
今後ともギフテッド特性を持つ子どもたち、そして保護者の方々の更なるサポートに努めてまいりますので、ぜひご注目いただけましたら幸いです。
最後に、ギフテッドプロジェクトsprinGは、今年度以下の補助・助成を受けて活動しております。いただいた期待に応えられるよう、一人でも多くの方に充実した支援を届けてまいりますので引き続きご注目ください。