こんにちは。学生スタッフのこゆきです。
2024年2月25日(日曜日)に開催された「当事者との交流会&継続親の回」の様子をご報告します。
今回の親の回は、「当事者との交流会」。私・こゆきがギフテッド特性を持つ大学生として、「苦手との付き合い方」をテーマに当事者トーク・質疑応答を行いました。
当事者トーク
当事者トークはアンケートからスタート。保護者の皆様に
「お子様の苦手なことはありますか?」と聞いてみると、
「書字」「時間を守る」「気持ちの言語化」など、普段の親の回でもよく伺うお話が。少し前まで子どもだった身として、やや耳の痛い話です。
「では、保護者の皆様はどんなことが苦手ですか?」と伺うと、「片付け」「人前で話すこと」などなど様々なご回答が。「子どもの苦手と自分の苦手は似ている」という声と、「いや、かなり違う」という声が両方あったのが印象的でした。
互いの苦手が共有されたところで本題に。大きなパワーを持つギフテッドの子どもたちですが、その特性ゆえに「苦手」が目立ちやすいという部分もあります。
トークでは「苦手」を山にたとえ、「山を超えて向こうに行く方法」として付き合い方を考えてみることにしました。「努力で克服する」以外の方法が意外と沢山ありそうです。
私自身の実体験も紹介しつつ、「大事なのは、不得手があっても自信を失わないこと」とお話しました。
質疑応答
トークの合間に、保護者の皆様からは沢山の質問をいただきました。
「苦手を自覚しつつ、自己肯定感を持ち続けるにはどうしたら良いか」
「子どもの苦手に対して、保護者はどのように声を掛けるべきか」
などなど時間を取って扱いたいテーマが沢山あり、チャット欄が常に盛り上がっている(!)ナイスな回だったと思っております。
感想
参加者の方からいただいた「苦手なことと戦っている時は、自分の状態を言語化することが難しい」というコメントに納得させられました。
「苦手は努力して克服するもの」という観念は、得手不得手がはっきりしたギフテッド当事者にとっては時として苦しいものになると考えています。特に「苦手」の渦中にいる子どもの場合は、中々助けを求められないことも少なくありません。
「子どもより少し年上の当事者」としてお話しすることで、子どもたちにも、保護者の皆様にも良い影響をもたらすことができたらと思っています。
おわりに
この活動を継続的に行っていくためにも、みなさまからの寄付を募集しています。
今後も定期的に親の会を実施致しますので、お子様に関するお悩みを共有したい、解決策を模索したいとお考えの方は是非ともこの会にご参加ください。
現在、この活動を継続的に行い、ギフテッドの子の居場所づくりを作っていくために、みなさまからの寄付を募集しています。
いただいた寄付は、責任をもってイベントの会場費やコミュニティ運営を一緒に進めていく大学生スタッフの採用費等に使用させていただきますので、ご支援賜れますと幸いです。1000円より、ご寄付を受け付けております。
最後までお読みいただきありがとうございました。今後の活動にもぜひご期待ください!
今後も色々な企画を実施していきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください!
最後に、ギフテッドプロジェクトsprinGは、今年度以下の補助・助成を受けて活動しております。いただいた期待に応えられるよう、一人でも多くの方に充実した支援を届けてまいりますので引き続きご注目ください。