みなさんこんにちは。「ギフテッドプロジェクトsprinG」の大学生スタッフ、ちゃわんむしです☺
7月9日に、「第18回はじめての親の会」が開催されました、当プロジェクト主催者による講義とグループワークを行いました。今回は概要と私が参加した感想をまとめていきたいと思います。
当プロジェクト主催の専門家によるミニ講義
当プロジェクト運営メンバーである専門家2名が、それぞれの専門性を活かした内容でミニ講義を行っています。今回は1人(他1名諸事情により欠席)でのレクチャーとなりました。
医学的な観点からは、発達障害との関連や違い、ギフテッドの子どもの特性、抱えがちな困難について説明が行われました。
教育的な観点からは、学校教育の体制や支援、合理的配慮、進路選択の可能性について説明が行われました。
保護者の方同士の話し合い
講義の後は、お子さんたちの年齢別で分かれ、全2回のグループワークが行われました。
今回のグループは「未就学から小学3年生」「小学2年生から4年生」「小学4年生から中学生」「お子様が女子の小学生〜中学生」の4つのグループに分かれて行いました。
私は「未就学から小学3年生」のグループに参加し、進路、学校との向き合い方、お子様との関わり方などについて話し合い、悩みを共有し合いました。
前半のグループワークでは、最初にお子様について簡単にお話ししてもらった後、「学校の先生の対応」をテーマにして意見交換を行いました。保育園に入って合唱などの集団行動が始まったこと、小学校入学を機に行き渋りが始まったことなど、新しい環境に適応していく難しさを感じている保護者の方が多くいるように感じました。また、未就学児の親御さんから小学1年生の親御さんに対して小学校の進学はどうするべきか、相談する場面も見られました。
後半のグループワークでは、保護者の方、sprinGスタッフの質問にそれぞれ答えていき、悩みを共有し合う時間となりました。私のグループでは前半の続きで「未就学児の保護者から小学校進学にあたって、通常学級や支援学級など学級選びはどうしているのか?」という質問がありました。その中で、「自閉症等の診断を受けているにもかかわらずIQが高く、支援学級に入ることができない」「支援級に移りたいが、学校に来ていないから判断できない」等、公立小学校に通う中で生まれた意見がたくさんありました。
また、普段の家での過ごし方についての質問もあり、「ワークやゲームが大好き!」といった可愛らしい一面が見られた一方で「思い通りにならないとイライラしてしまう」「(子どもの)会話についていけない、用語がわからない」といったギフテッドという特性を持ったお子様とその保護者の方ならではのお悩みもたくさん出ていました。
グループワークの中で「連絡帳が書けない」「学校の同級生と話が合わない」というお子様の悩みをよくお聞きしました。学校に楽しさを見いだせなかったり、苦痛に感じてしまうことが多いので、自分の“好き”を共有できる居場所づくりが必要だと感じました。
学習面においては、「学校の宿題プリントができない、なのに突然1日で10枚ほど大量に取り組む」など、特徴的な悩みにも関わらず、そういった意見が少なくないことに驚きました。また、「公立小学校では基礎部分で学習が終わってしまう、応用まで扱ってくれるという点で国立の方が良いのではないか?」といった声もありました。
終わりに
これからもギフテッドプロジェクト「sprinG」は、子ども・保護者の方々双方に寄り添えるような企画を作っていきたいと考えています。
現在、この活動を継続的に行い、ギフテッドの子の居場所づくりを作っていくために、みなさまからの寄付を募集しています。
いただいた寄付は、責任をもってイベントの会場費やコミュニティ運営を一緒に進めていく大学生スタッフの採用費等に使用させていただきますので、ご支援賜れますと幸いです。1000円より、ご寄付を受け付けております。
今後もお子様向け、保護者様向けの双方で、色々な企画を実施していきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください。大学生スタッフも企画の実施に向け尽力しております。
プロジェクト詳細は以下ページよりご覧ください。プロジェクトの全体像や今後のイベント情報などについて、お知らせしています。
今後も色々な企画を実施していきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください!
最後に、ギフテッドプロジェクトsprinGは、今年度以下の補助・助成を受けて活動しております。いただいた期待に応えられるよう、一人でも多くの方に充実した支援を届けてまいりますので引き続きご注目ください。
最後までお読みいただきありがとうございました??