「笑顔の裏に見えた不安や緊張。全力で遊べる居場所の必要性を実感した」|現地で居場所支援に取り組む学生スタッフの声⑤

ROJEでは、令和6年能登半島地震で被災した子どもの居場所支援を行うために、数名のスタッフが現地で活動しています。活動の長期化に備え、ご寄付の募集も行わせていただいておりますので、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。
寄付でのご支援はこちらから▶https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20507#

今回は、1月26日~28日に、石川県七尾市で子どもの居場所スタッフとして活動した大学3年生の吉田柚さんによる活動レポートをお届けします。

この活動は、一般の方々のご寄付や日本財団のご支援のもと実現しております。皆さまのご協力に感謝申し上げます。

七尾の子どもたちと過ごした3日間:ボランティア活動の記録

活動内容

2024年1月26日から28日の3日間、石川県七尾市のコミュニティセンターで開催された子どもの居場所支援活動にボランティアスタッフとして参加しました。

活動内容は、未就学児から小学生の子どもたちと追いかけっこやボール遊び、ボードゲーム、マッサージ屋さんごっこなど、さまざまな遊びを通して交流することでした。

子どもたちの安全を第一に考え、できるだけ「やってみたい!」という気持ちに寄り添いながらサポートするように心がけました。

子どもたちの様子

子どもたちはとにかく元気で、朝一に「鬼ごっこしよう!」と飛びついてきたり、大人が追いつけないほどのスピードで走り回ったりと、そのエネルギーには圧倒されました。

疲れを感じることもありましたが、1日が終わる時にはなんだかとっても後味がいい疲れとして残っていて、子どもたちとの時間はとても充実したものだったのだなと気づきました。

そんな子どもたちと遊ぶ中では、笑顔の裏に不安や緊張、言葉にできない感情を抱えていると感じる瞬間も何度かありました。

地震によって日常が変わり、その中で子どもなりに感じていることはあっても、上手く伝えられなかったり、どう心の整理をつけていいのかわからなかったり、ということがあるのだろうと思います。私は未就学の子どもと多く関わっていたので、言葉で伝えられないがために、自分の中に抱えてしまっているのではないかと感じる場面が多々ありました。

そのような子どもたちにとって、この居場所で私たちと遊ぶ時間が、言葉にできない感情を少しずつ表現し、解放していくことができる時間になっているのであれば幸いです。

保護者の方や地域の方も被災して、子どもたちを気にかけたくてもかけられない状況だからこそ、私たちが子どもたちの遊べる場所をつくることが必要だと改めて感じました。

活動を終えて

活動を終えた今も、七尾市で出会った子どもたちの笑顔が忘れられません。

これからも自分ができる形で彼らの笑顔を思い出しながら、支援をしていきたいと思っています。

活動へのご寄付のお願い

ROJEでは、石川県内の子どもの居場所支援活動の実施・継続のための活動資金を募集しています。

これからも団体一丸となって支援に取り組んで参りますので、応援やご支援のほどよろしくお願いいたします。

そのほかの学生スタッフによる活動レポートはこちら

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