【学生研修実施】こんな時どうする?お悩み共有会 #1

こんにちは、大学生スタッフのゆっこです。

sprinGでは、大学生スタッフが当プロジェクトを主催する専門家:精神科医の佐藤とともに、月に1回、会議を開き、普段「できるーむ」に参加するなかで感じている不安を共有しています。2月の会議では私がプレゼンテーターとして私の悩みを共有しました。前半にケース会議を行った後、後半にその解決策について話し合いました。主な内容は次の3点です。

①ゲームの時間の沈黙にどう対応するか

②子どもの流行の話について

③子どもの高度な会話への対応について

①については、今まではしーんとした空気を作ってはいけないと思っていましたが、その沈黙さがかえって子どもの集中力を表していることもあると気付きました。また、普段、教育心理学について学んでいる学生から、心理学の研究からもゲームの実況をすることは大きな効果があり、子どもとの関係向上につながるという意見も出ました。これから、子どもたちとゲームをするときは、にぎやかで楽しい空間だけではなく、静かで安心できる空間も大切にしたいです。

②については、現在のできるーむの子どもたちの間では、ポケモンやマイクラなどが流行っています。DSやカードゲームが流行っていた私の子ども時代からすると、想像できない話です(笑)しかし、子どもの流行がわからなくても、子どもの話に興味、関心を示し、その話を聴きだす姿勢をもつことで同じ空間を共有できると思います。あえてその流行に敏感になろうとせずに、大学生側が子どもの話の聞き手に回ることで、子どもの世界を楽しむ気持ちでやっていきます。

③については、できるーむの子どもたちの中には、プログラミングが得意な子、数学が得意な子、洞窟や土偶について詳しい子などさまざまな個性をもった子どもがいます。私もなかなか上手く返答するのが難しいこともあるのですが(笑)、大学生側が教えてもらう姿勢をもち、子どもの興味、関心を広げるお手伝いをしたいと思います。単に「すごい」で終わるのではなく「面白い!もっと教えて!」というように言葉遣いに気を配ったり、時には逆の観点から質問したりしてポジティブに聞いているという気持ちを子どもに伝えて、子どもたちに少しでも心を開いてもらえたらと思います。

 これからのできるーむでも、私自身が楽しみながら子どもたちと向き合い、みんなが安心できる居場所を作っていきます。


以下のプロジェクトページでは、ギフテッドプロジェクトsprinGが取り組んでいるその他の保護者の方向けの支援などもご紹介しています。

今後とも、学校に馴染みづらく困難を抱えているギフテッドの子どもやご家族の役に立てる活動の実践と、今回のような形での研究発表等に努めてまいりますので、ぜひご注目いただけましたら幸いです。

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