こんにちは!今回は、8/28(日)に開催した上野散策イベント「どきどき⚡️たんけんたい!! 」の様子をレポートします!
探検したのは、上野動物園と国立科学博物館!
どちらもギフテッドの子どもたちの知的好奇心をくすぐる場所で、一緒に回ることで、同じ趣味の子が見つかるきっかけなどにもなれば良いなと思い選びました。
事前に興味に合わせて行きたい施設を選んでもらい、当日は、大学生と子どもたちが計3チームに分かれてそれぞれの施設を探検しました!
上野動物園コースの様子
動物園組は子ども7名と大学生4名で散策しました。
幼稚園児から中学生までと、幅広い年齢の子どもたちと一緒に回りました。
まずは入口で、マップを見ながらどの動物を見に行きたいかをみんなで決定!
ゴリラや鳥に夢中になった子どもたちは、だんだんと子どもたち同士でも「あれ色が素敵!」「見て、ここにいる!」などと動物を中心に話し始めました。
最初は人見知りを発揮して、緊張しながら大学生と話したりしている様子の子も多かったですが、動物がお話のきっかけになってくれました。
鳥について詳しいお子さんが説明をしてくれるなど、大学生の私たちも楽しませてもらいました。
しかし、当日一番の盛り上がりを見せたのは、なんとゴリラの銅像。いや動物じゃないんかい!
子どもたちは、見つけると歓声を上げて我先にと走り出し、思い思いに銅像の周りを走ったり、銅像にしがみついたり…(笑)写りたいメンバーで集合写真の撮影もできました。
雨が降ったり止んだりというお天気でしたが、最後には無事緊張も解けて、子どもたちのほがらかな笑顔を見ることができました。
時間が経つにつれて子どもたち同士の会話も生まれていました!
科学博物館コースの様子
科学博物館には「地球館」「日本館」の2つの館があります。子どもたちも、地球館をメインにまわるグループ、日本館をメインにまわるグループの二手に分かれました。
日本館組は、小学生2人、中学生1人の計3人+スタッフ3人+保護者の方で回りました。
まずは、「シアター36〇」という施設に行きました。ここは球体のドーム全てがスクリーンになっていて、360度全方位に映像が映し出されます。
この日の上映プログラムは「宇宙138億年の旅 -すべては星から生まれた-」というもので、宇宙な星の成り立ちについてダイナミックな映像と共に知ることができました。
待ち時間中にお互いの名前や好きなことを聞いたり、答えたりしている姿が印象的でした。
この後、日本館の常設展を見て回りました。小学生の男の子たちはすっかり意気投合している様子。
不定時法(昔の時間の測り方)を紹介するコーナーでは、複数の展示の間を行ったり来たりして、どのように理解すれば良いのか模索していたようです。
さすが、日頃から好きで地図を見ているからこそ、日本の地形図を見て「佐渡島の形はこうではない!」「阿蘇山の形が違う!」と不満げな姿も…。ごめんよ、それ多分縮尺の関係でそうなっているから許して…(笑)
中学生は1人で、少し他の参加者の子と年齢差が出てしまいましたが、その分大学生スタッフに興味のあることをたくさんお話ししてくれました。日本館では鉱物の展示を狙っていたそうで、鉱物の展示を見た時に目が輝いているのが印象的でした。
大学生スタッフとしては、展示を回っている間、それぞれの好きなことについてお話しできたのがとても楽しかったです。科学館という好奇心が刺激される環境の中で、みんな思い思いに日頃夢中になっていることを話してくれました。
特に印象的だったのは、2進法や2の階乗が好きだという小学生との会話。
大学生:「ねね、私さ、大学受験の時のSuicaの残高が2048円だったんよ!」
子ども:「…! 2の11乗だーーーーー!」
2人:「いえーーい!」
理系大学生としても、この話に共感してもらえて嬉しかったです(笑)
地球館組でも子どもたち同士で仲良くなったり、今までオンラインで話していたスタッフと直接会うことができたりと、良い時間を過ごせたそうです。
参加された方からのメッセージ
対面型イベント(博物館見学)に参加しました。
息子は、自分の興味の多くが同年代の子の関心を惹かないことを薄々理解しており、そのため自分が「面白い」と感じたことを親以外に話すことは、これまで殆どありませんでした。
しかし、今回のイベントで同年代のお友達に出会い、初めて、同じ年頃の子と「面白さ」を共有したり、相手の「面白い」と感じることに刺激を受けたりと、とても充実した時間を過ごせた様子でした。
また、そのお友達とかけっこをするなど、子どもらしい一面も見られました。
大人に話を聞いてもらうのではなく、同じ子ども同士の眼差しで、そして対等な関係で、興味関心を共有しあったり、情報を交換したり、他愛のないおしゃべりをする経験ができたことは、息子のなかにある孤独感を和らげ、人と関係を持つ楽しさを実感する機会になったと思います。
一緒に回った大学生スタッフより
大学生スタッフにとっても楽しい時間になりました。
子どもたちの好奇心の強さやだんだんと打ち解けていく姿を目の当たりにして、リアルイベントの大事さを実感したとの声も多く上がったので、またぜひこのような機会を作っていけたらなと思います。
子どもたちのパワーに圧倒されて、「体力が…」とこぼすスタッフもちらほら…。次回までにみんなでトレーニングしましょう!(笑)
二日間私も随分と楽しませていただきました!
お子さんの元気はつらつな様子や楽しんでくれている様子にほっこりしました。
特に、なかなか最初の方目が合わなかったお子さんと段々目を合わせて話せるようになってきたことや、段々と子どもたち同士でお話ができるようになっていく様子を、2時間ほどの間で見ることができてとても新鮮でした。
子どもたちが、自分の好きなことについて目を輝かせて語っている様子が印象的でした。私自身にもう少し教養と体力がなければいけないな…と痛感しました。2日間とても楽しかったです。ありがとうございました。
終わりに
イベント後には、ある保護者の方から、このイベントをきっかけに、趣味の深い話ができる同世代のお友達ができて本人がとても嬉しそうだったとのご報告とともに、以下のようなメッセージをいただきました。
大人でもついていくのが難しい話で共感しあうことができていて、同じような感じのお友達に出会えたこと、精神的な大きな助けになると感じています!
彼らは、日頃オンラインで開放している居場所「できる~む」上で再会し、さらに関係を深めていっているようです。
現在、ギフテッドプロジェクト「sprinG」は、この活動を継続的に行い、ギフテッドの子の居場所づくりを作っていくために、みなさまからの寄付を募集しています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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