「第12回 はじめての親の会」を開催しました!

みなさんこんにちは。「ギフテッドプロジェクトsprinG」の大学生スタッフ、あかねです。

12月3日に、「第12回はじめての親の会」が開催され、当プロジェクト主催者2名による講義とグループワークを行いました。今回は概要と私が参加した感想をまとめていきたいと思います。

当プロジェクト主催の専門家2名によるミニ講義

当プロジェクト運営メンバーである専門家2名が、それぞれの専門性を活かした内容でミニ講義を行っています。

精神科医|佐藤・特別支援教育の専門家|伊藤によるレクチャー

医学的な観点からは、発達障害との関連や違い、ギフテッドの子どもの特性、抱えがちな困難について説明が行われました。

教育的な観点から学校教育の体制や支援、合理的配慮、進路選択の可能性について説明が行われました。

保護者の方同士の話し合い

講義の後は、お子様たちの年齢及び保護者の方の関心に合わせたテーマに沿って2回のグループワークを行いました。

年代別グループでは小学校低学年、小学校3年生、小学校4年生・地方、小学校高学年・東京近郊の4つのグループに分かれました。

ここでは、学校への適応や友人関係、こだわりや癇癪などの特性などについてお悩みを共有されていました。不登校や登校渋りのお子様がいるご家庭が多く、勉強の進め方や日中の過ごし方についてのお話もたくさん挙がっていました。私が参加した低学年のグループでは、小学校にあがってから周りに馴染めなくなったというお子様が多く、そのような年代特有の悩みや不安も共有されていました。

後半の関心別グループでは「向き合い方・トラブル」、「進路」、「不登校」のテーマを設定し、グループに分かれました。

私が参加した向き合い方・トラブルのグループでは、生活習慣のつけ方や癇癪の対応、学校への相談、同年代の子どもと良好な関係を築くことの難しさなどについてお話しされていました。

生活習慣について、言っても聞いてくれないというお悩みには「理論的に理由を説明すると納得してくれる」、癇癪にどう対応したらよいか分からないというお悩みには「心を落ち着ける用の小部屋を作っている」「やることを見える化して気持ちを整理させている」など、各ご家庭で実践されている具体的な取り組みの情報共有も多く行われていました。

2回のグループワークで共通して感じたことは、学校以外に第2の居場所が欲しいと思っていらっしゃる方が多くいるということです。同年代の子どもと会話が合わないといった悩みには多くの方が共感されていました。

また、学校についての話題では「授業の進みが遅い」「クラスメイトとの関係を築くことが難しい」といった理由から別室登校や遠隔授業をしているというお話や、学校には通わず塾や家庭で学習を進めているというお話がありました。

学校以外で安心できる居場所をつくることの重要性を感じるとともに、教師を志す者として、ギフテッドの子どものためにできることを考えていかなければならないと強く感じました。

終わりに

これからもギフテッドプロジェクト「sprinG」は、子ども・保護者の方々双方に寄り添えるような企画を作っていきたいと考えています。

現在、この活動を継続的に行い、ギフテッドの子の居場所づくりを作っていくために、みなさまからの寄付を募集しています。
いただいた寄付は、責任をもってイベントの会場費やコミュニティ運営を一緒に進めていく大学生スタッフの採用費等に使用させていただきますので、ご支援賜れますと幸いです。1000円より、ご寄付を受け付けております。

今後も色々な企画を実施していきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください!

プロジェクト詳細は以下ページよりご覧ください。プロジェクトの全体像や今後のイベント情報などについて、お知らせしています。

また、本事業は、運営にかかる費用の一部をYahoo!基金様に助成いただいております。この場を借りて御礼申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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