【活動報告】青翔開智高校で防災教室の出張授業を実施しました!

 こんにちは!NPO法人ROJEわたげプロジェクトです。
本記事では、8月26日に鳥取県の青翔開智高等学校にて実施した地理総合の授業についてご報告します。

「災害を身近に感じ、災害について深く考えてみよう」


 今回は、青翔開智高校1年生の「地理総合」の授業の一環として出前授業を行わせていただきました。
災害を身近に感じ、災害について深く考えてみよう」をテーマに、2コマの授業を行いました。

1コマ目には防災に関する講義をクイズや対話を交えながら実施し、2コマ目には、災害が起こった際に起こり得るジレンマについて生徒同士で対話し議論するワークを実施しました。

地域の災害をクイズで知る


授業の冒頭では、生徒たちが住む地域の防災に関するクイズを出題しました。クイズでは、学校の洪水発生時の想定浸水深についてや、鳥取市にある過去の災害を伝える災害伝承碑など、身近な場所に関するテーマを取り上げました。これにより、防災や災害を自分たちの地域の問題として捉えてもらうことを目指しました。

いざという時のための実践知識

災害時のSNS利用

救助要請をSNSで行う方法と注意点や、災害時に広まりやすいデマへの対処法について講義をしました。正しい情報を得るためには、信頼できる公式情報を確認し、複数の情報源を比べることが重要だということを伝えました。

応急処置

止血の方法、身近な物(傘や雑誌など)を使った骨折時の固定方法、毛布と竿で作る簡易担架の作り方などを紹介しました。

こんなときどうする?状況別対応クイズ

様々な状況で地震に遭遇した際の対応をクイズ形式で考えてもらいました。エレベーター内 、海辺、駅のホーム、キッチン、トイレ といった具体的なシチュエーションを取り上げ、画一的な避難行動だけでなく、その場に応じた冷静な判断が必要であることを学んでもらいました。

クロスロードで考える災害のジレンマ

2コマ目には、防災意思決定ゲーム「クロスロード」を実施しました。このゲームは、災害時に実際に起こりうるジレンマに対してYesかNoで答えを出し、その理由を議論するものです。
今回は、2つのテーマについてグループで話し合いました。災害時には想定外の状況や、迅速な判断が求められる場面が多くあります。 事前に様々な状況を想定し、考えておくことの重要性を感じてもらえたと思います。

今回の授業を通して、ハザードマップで地域の災害について知ること、災害用伝言ダイヤルやSNSの正しい使い方、緊急時の応急処置といった実践的な知識を学んでもらいました。正しい知識を身につけ、日ごろから様々な状況を想定しておくことが、いざという時に冷静な判断と行動をとる力に繋がります。この授業が、生徒のみなさんにとって、防災をより身近に考え、備えるきっかけとなれば幸いです。


青翔開智高校のホームページにも当日の様子が掲載されていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

▼青翔開智高校HPに掲載いただいた記事
https://seishokaichi.jp/news/post-23854/

▼NTT西日本「災害用伝言ダイヤル」についてはこちら
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/

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