こんにちは!大学生スタッフのあきです。
8月17日に「第43回 はじめての親の会」が開催されました。
はじめての親の会の様子や、私が参加して感じたことについて紹介させていただきます!
当プロジェクト主催者によるミニ講義
会のはじめには、当プロジェクト運営メンバーであり、特別支援教育の専門家の伊藤駿によるミニ講義が行われました。
講義では、ギフテッドの子どもたちにはどのような特性があるのか、どんな困難を抱えているのかについて話がありました。また、ギフテッドの子どもたちを取り巻く政策動向や学校教育についても説明があり、学校でのサポート、進路の選択肢など様々なことを学ぶことができました。
保護者同士のグループワーク
講義のあとは、保護者の方同士でお子様に関する悩みや困りごとを共有するグループワークが行われました。
グループワークはお子様の年齢をもとに、「未就学児・小学校低学年」「小学校中学年」「小学校高学年」の3つのグループに分かれ、ファシリテーター(当プロジェクト社会人スタッフ)の進行に沿って進められます。それぞれのグループでは、お子様の日々の生活の様子、学校・幼稚園での様子、友人関係や進路についての悩みなどが共有されていました。
私は、小学校高学年のグループに参加し、話し合いの様子を見学しました。そこで話の中心となったのは、「不登校」「進路の選択」についてです。
ギフテッドの子どもたちは、学校で「できる子」と思われることが多く、子育ての困難さが理解されにくいことがあったり、子ども自身が学校という場で無理をしている分、家庭内で癇癪をおこし親子での対立につながったりする、という悩みを抱えている方が多くいらっしゃいました。
また、小学校高学年のお子様をもつ保護者は、進路についての悩みも抱えていました。受験をしたいが自宅から通える範囲にあまり私立校がない、ギフテッドについて理解をしてもらえる環境があるのか、など様々な思いがありました。
このような話し合いの中で、悩みや思いを共有したり、他の方の話を聞いて共感したりし、保護者の方の心が少しでも晴れた様子が表情から感じられました。
私は普段、「できる~む」でギフテッドの子どもたちと会話やゲームを行っています。今回は「はじめての親の会」ということで、子どもではなく、ギフテッドの子をもつ保護者の悩みや困りごとを聞くことができ、とても貴重な経験となりました。本やネットの情報だけでは知ることのできない話を聞くことのできる機会となり、ギフテッドの子どもたちについて、より理解を深めることができたと思います。
「ギフテッドの子ども」といっても、一人ひとりが違う特性をもち、それぞれの困難さを抱えている。このことを忘れずに、「できる~む」で会う子どもたちと大切な時間を過ごしていきたいです。
できる~む体験会
体験会後には、保護者向けに「できる~む」の体験会が行われました。
「できる~む」は子どもたちが、大学生・社会人スタッフとオンライン上で会話したり、ゲームをしたりする空間です。
今回は、保護者の方がそれぞれ「できる~む」の空間を見て回り、気になることについてスタッフに質問する時間となりました。
おわりに
「はじめての親の会」「できる~む体験会」は、毎月開催される予定です。興味をもっていただいた方はぜひご参加ください。スタッフ一同お待ちしています。
これからもギフテッドプロジェクト「sprinG」は、子ども・保護者の方々双方に寄り添えるような企画を作っていきたいと考えています。
これからも、このような活動を継続していくためにも、みなさまからの寄付を募集しています。
いただいた寄付は、責任をもってイベントの会場費やコミュニティ運営を一緒に進めていく大学生スタッフの採用費等に使用させていただきますので、ご支援賜れますと幸いです。1000円より、ご寄付を受け付けております。
今後も色々な企画を実施していきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください!
プロジェクト詳細は以下ページよりご覧ください。プロジェクトの全体像や今後のイベント情報などについて、お知らせしています。

