こんにちは。学生スタッフのあおいです。
今回は東京大学の学祭である「五月祭」に参加した際の様子をご紹介します。
五月祭ではさまざまな企画が実施されており、私たちはキャンパスラリーに参加しました。大学構内をめぐりながら東大の雰囲気を楽しめるこちらの企画は、想像以上に楽しく、かつ新たな発見や学びがありました。
五月祭とは
まず、五月祭(ごがつさい)とは、毎年5月に本郷・弥生キャンパスで開催される東京大学の学園祭です。2025年度の第98回五月祭では、公開講座やキャンパスラリー、キャンパスツアー、えこキャンドル、パフォーマンスなど、魅力的なイベントが実施されていました。
今回参加したキャンパスラリーは、「めいちゃんとひみつのお宝ラリー」です。キャンパス内の複数のポイントに向かい、お宝を探す企画です。キャンパスラリーブックには、お宝の位置が地図で示され、お告げの文章も載っており、冒険の雰囲気が満載でした!
キャンパスラリー
まずは、受付でキャンパスラリーブックを受け取り、宝探しのスタートです。地図を見てみんなで話し合い最初のポイントまで歩き出しました。道中には模擬店がたくさんあり、みんなで「美味しそうだね~」「トッピングがかわいいね!」と話しながら歩いていました。人が多く混雑する道もありましたが、はぐれることなくみんなで移動することができ、さすがだなとひとりで感心しておりました。
お宝は大学構内に散らばっており、地図を見ながら建物の裏手や奥まった場所まで進んでゆきます。堂々とここまで入ってゆけるのは、キャンパスラリーの醍醐味かもしれません!子どもたちはキャンパスラリーブックを片手に、「2階にあるかも!」「道はまっすぐであっているかな?」と話し合いながら進んでゆきました。協力しながらお宝を探している姿はとても楽しそうで、私もつられてはしゃいでおりました!
東大の本郷キャンパスには赤門や安田講堂など歴史的な建物も多く、歩いているだけで楽しむことができました。また、キャンパスラリーのルートに沿ってキャンパス内を巡ることで、様々な場所を知ることができ、発見もたくさんありました。

そして、各箇所のお宝を集め終わったら謎解きです。
集めたお宝とキャンパスラリーブックのイラストをもとに答えを考えます。「こういうことかも!」とすぐに答えに辿りついたひらめきの鋭いお子さまにはびっくりでした。
また、苦戦する時は大学生からちょっとしたヒントを出してみました。すると「あー!そういうことか!」とすぐに謎が解けた様子で、素晴らしかったです!
(実は大学生のみで事前準備として謎解きをしてみました。私は難しかったです、、)
最後は、キャンパスラリー交換所へ向かって景品GETです!
何カ所もポイントを巡ってみんな疲れている様子でしたが、声をかけて励まし合って、もうひと頑張りです。自分の足でキャンパスを巡り謎を解いた成果としてもらえる景品には喜びもひとしおですね。みんな嬉しそうでした!景品には少し種類の違う物もあり、みんなで「それなにー?」と見せ合っておりました。
今回は2部制でキャンパスラリーに参加していたため、お昼の時間に交流することができました。模擬店で購入した食べ物を持ち寄って、木陰のベンチで昼食をとりました。焼きそばやかき氷など、学祭らしいものが並んでおり、私はその雰囲気だけで楽しかったです。
はじめて会った子ども同士でも、キャンパスラリーの謎解きや模擬店など共通の話題を通して自然と会話が生まれ、少しずつ打ち解けていく様子が印象的でした。

お昼を食べ終わると、持参したスケッチブックに絵を描き合うお子様もおりました。また、子どもたちの提案でイス取りゲームも始まりました。目の前にある物を上手く利用して楽しく遊ぶ工夫が素敵でした!和やかに遊んでおり勝っても負けても笑顔で、どこか安心するような光景でした。
どちらも楽しげな様子で私も混ざろうかと思いましたが、さすがに体力温存で木陰から見守っておりました、、もう少し体力をつけたほうがいいですね、、
子どもたちが遊んでいる傍ら、保護者の方々も交流されており、こちらも素敵な時間になっていたように見えました。子どもたちの様子を見守りながらゆっくりと話されており、日常的なことや今日のイベントのことなど様々な話題が出ていました。
屋外の自然豊かで開放的な、でも日陰で隠れ家のような雰囲気の昼食場所であったため、ゆったりとリラックスして過ごすことができました。こういった場所の雰囲気や自由な遊びの時間が、人と人との距離を少しずつ縮めてくれたように感じます。賑やかな模擬店やステージとは打って変わって、こちらは一息ついて和やかに時間を過ごすのに適していました。
あおいの感想
今回のキャンパスラリーのおかげで大学構内を巡りながら、模擬店や展示、自然に触れられる良い機会となりました。子どもたちと地図を読み、道を進み、体を動かし、同じ課題に一緒に取り組むことで沢山交流することができました。
また、今回のキャンパスラリーを通して、子どもたちが大学に対してポジティブなイメージを持つ機会になっていたらいいなと感じております。私は、今までの学校生活の中で大学での学びが一番楽しかったです。現在通っている大学、学部学科を選んで本当に良かったと心から思っております。高校生の時には大学選び、学科選びにとても悩み、選択に多くの時間を費やしました。真剣に悩み考えて良かったと、高校生の頃の私によく選んだと言いたいくらいには、自身の選択に後悔はありません。
最後に、スタッフという立場でありながら、子どもたちと一緒にキャンパスラリーに参加できとても楽しかったです。みなさまのおかげで、静かに充実した実りのある時間を過ごすことができました。今回の経験をまた次のイベントに活かしてゆけたらと思っております。
今後も対面イベントは定期的に開催される予定ですので、対面で様々な人と交流してみたいと思っている子どもたちには是非とも参加していただきたいです!
参加者のみなさまのご協力に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
これからもギフテッドプロジェクト「sprinG」は、子ども・保護者の方々の双方に寄り添えるような企画を作っていきたいと考えています。
現在、この活動を継続的に行い、ギフテッドの子の居場所づくりを作っていくために、みなさまからの寄付を募集しています。いただいた寄付は、責任をもってイベントの会場費やコミュニティ運営を一緒に進めていく大学生スタッフの採用費等に使用させていただきますので、ご支援賜れますと幸いです。1000円より、ご寄付を受け付けております。
最後までお読みいただきありがとうございました。今後の活動にもぜひご期待ください!


