【災害と教育事業部 わたげプロジェクト】防災教育教材「GURAGURA TOWN」体験会を開催しました!

6月23日(日)15:00-17:30@ROJE関西事務所

こんにちは!ROJE関西の藤原です。

今回は、GURAGURA TOWNという防災教育教材の体験会を行いました。その様子を紹介したいと思います。

GURAGURA TOWNってどんなゲーム??

GURAGURA TOWNは、必要なアイテムを集めながらゴールを目指すすごろくゲームです。しかしゴールを目指す道なかで地震が発生し、トラブルに巻き込まれます(=地震クイズ)。そんな災害時のトラブルに自分が持っているアイテムを使ってどう対処していくかを考えます。
例えば、「骨折した手を、近くにあったマンガ本で固定しようと思います。そのマンガ本と手を結びつけるのに、使えそうなものを出してください。」という問題。正解例はハンカチ、タオル、ポリ・レジ袋、ガムテープですが、正解例に書かれていないアイテムでも他の人にそのアイテムの使い方を説明し、納得してもらえればそれも正解となります。この問題の場合、ロープでも固定できると他の人が納得してロープも正解になりそうです。

当日の雰囲気は??

今回の体験会では、大まかに以下の3つのステップに分けて進めました。

①GURAGURA TOWN体験

②生活防災について紹介

③ワーク

【GURAGURA TOWN体験】

すごろくゲームということで、参加者はみんな楽しんでゲームを体験していました。しかし、地震が発生しトラブルに巻き込まれると、そのとき自分の持っているアイテムの内どれがトラブル解決に繋がるのか、参加者は真剣に考えていました。また、正解例にないアイテムを出した人がいた際に、その人が他の人に納得してもらえるよう説明するだけでなく、他の人も、他にもこれなら使えそう、というふうに意見を交わしていました。地震クイズを通して、参加者は日用品の幅広い用途に触れることができたのではないかと思います。

【生活防災の紹介】

GURAGURA TOWNでは、日用品の防災グッズへの応用がテーマです。このように、日常のなかで防災や減災の取り組みを行うことを生活防災と言います。日用品の防災グッズへの応用以外にも生活防災の取り組みはたくさんあり、今回はそれを紹介しました。
また、簡単に取り組める生活防災を紹介しているウェブサイトも紹介しました。
紹介したサイトのURLを添付しますので、是非ご覧ください!

つくってまもろう(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/bousai_tips/

わが家の防災・減災アイデア(こくみん共済)
https://www.zenrosai.coop/stories/bousai/sonae/action_idea.html

【ワーク】

生活防災を学べる素材としてGURAGURA TOWNをはじめとする防災ゲームや生活防災を紹介しているウェブサイトがあります。このような素材を使って、子どもたちに生活防災を伝えるとき(例えば学校で授業をするとき、地域の防災イベントに講師として参加するときなど)、どのように伝えるかを考えてもらいました。
災害時を想定して食器を作りそれで給食を食べるというような、日常の学校生活と防災を組み合わせた意見や、調理実習時や学校からの帰宅途中に災害が発生した場合など想定外の事態を想定した意見など、参加者からは多くの視点から意見が飛び交い、新たな発見があった有意義な時間となりました!

 

 

最後に

防災教育の代表的なものとして避難訓練が挙げられます。この避難訓練は日常的に行わない活動です。そのため防災・減災活動に非日常感を感じる方も多いのではないでしょうか?しかし、災害が起こるのも、災害時に自分や他人の命を守り生き抜いていくのも日常生活のなかで起こることです。だからこそ、防災や減災を日常生活の中に組み込む生活防災が大事なのです。そして、その取り組みは決して難しくはなく、むしろ普段何気なくしていることに防災や減災のヒントが転がっているということを1人でも多くの方に知っていただけたらなと思います。
今回で終わりでなく、より洗練させ、また体験会を開催したいと思っています。その際は是非ご参加ください!

次回イベントのお知らせ

今回のGURAGURA TOWN体験会では、1つの防災教育教材を取り上げました。しかし、8月11日の防災教育実践交流会では更に多くの教材の体験会を行います。さらにこのGURAGURA TOWNを作成したNPO法人プラス・アーツの理事長永田宏和氏の講演や、面白い実践のポスターセッションなど内容盛りだくさんです。防災に興味のある方、将来教員を目指している方などなど、どなたでも是非ご参加ください!

イベント詳細
防災教育実践交流会2019夏-「知る」「学ぶ」から「やってみる」へ-
■開催日時:2019年8月11日(日) 13:00~17:00
■会場:キャンパスプラザ京都 4階第4講義室
■プログラム:
①ゲスト講演「防災教育の心得」
②防災ゲーム体験会
③有志の方によるブース発表&サイコロトーク
(ブース発表を希望される方は申込フォームで「出展」をお選びいただけますと、発表要項と書式を送付致します。)
■登壇者
・永田宏和氏(特定非営利活動法人プラス・アーツ理事長、デザイン・クリエイティブセンター神戸副センター長)
■対象者:学校の先生、教育に興味関心のある学生、防災や防災教育に関心のある方々
■募集人数:100名程度
■参加費:無料
■申し込みフォーム
https://forms.gle/LhFMRddGC8Gi2pRk8
■主催:NPO法人ROJE関西学生事務局「災害と教育事業部 わたげプロジェクト」
■助成:JR西日本あんしん社会財団、真如苑
■後援:京都市教育委員会

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