5月18・19日に開催された「こども環境学会 2019年大会(九州)」にて、つぼみプロジェクトについてポスター発表をさせていただきました。今日はその発表についてご報告させていただきます!
◎こども環境学会とは?
「学問領域を超えて研究者や実践者が集い、こどもを取り巻く環境=こども環境について共に研究し、提言し、実践していくなかで、学術的な総合科学『こども環境学』を確立し、よりよい成育環境を実現していく」ことを目的とした学会です。
今回は、非営利団体の活動紹介の一つとして、つぼみプロジェクトも発表させていただきました。
◎発表内容について
今回は、昨年実施した「東京スタディーツアー2018」について発表しました。南相馬市では震災の影響で、子どもたちが身近に見ることのできる職業の数が減少したということ。ロールモデルが見つからず、キャリア意識を育みづらい環境にあるのではないかということ。そこで私たちは「働く大人に触れ 多種多様な職を知り 自分の将来を想像する」機会を提供していること、などをお伝えしました。詳しい内容はポスターの画像をご参照ください。
◎参加された方からのご意見
ポスター発表を聞いてくださった参加者からは、
「子どもたちを東京に連れてきているが、南相馬市からの人口流出への影響についてはどう考えているか」
「今ある仕事を見るだけでなく、新たに仕事を生み出していく、起業していくという視点を取り入れてはどうか」
「南相馬に帰って、地元で仕事を生み出していく人材を育成できるといい」
といったご意見をいただきました。
私たちは「子どもたち」の将来の選択肢を増やしていくということを目指して活動してきましたが、子どもたちが置かれている「環境」を踏まえたアプローチの必要性についても考えることができました。今後も、現地の方々とより密接に関わりながら、適切な支援のありかたを模索していきたいと考えています。
◎おわりに
今回は、私たちの活動を紹介することで、南相馬市の現状や、つぼみプロジェクトについて多くの方に知ってもらうとともに、私たちの活動を見つめなおす機会も得ることができました。
今後も、積極的に発信を続けていきたいと考えております。よろしくお願いします!