2019年3月17日(日)@京都大学
こんにちは!NPO法人ROJEの藤原です。先日、第3回目となる防災教育読書会を開催しました!
今回も前回と同様にABD読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という形式で、参加者のみなさんにはその場で本を読んでもらい、読んだ内容を要約し、意見を交わしてもらいました(^^)
本の内容は勿論、それだけでなく参加者自身の体験も交えた様々な意見が飛び交う読書会となりました。
今回のテーマは?
第3回を迎えた防災教育読書会、今回は「防災教育力の可能性」をテーマに本を読んでいきました。
現在、多くの学校では避難訓練が行われています。ところが、避難訓練以外の防災教育はあまり行われていないのが現状です。
しかし、避難訓練以外にも防災教育はたくさんあります。
また、防災知識の習得ばかりに注目しがちな防災教育ですが、防災知識の習得以外にも防災教育をする意義やメリットはたくさんあります。
防災教育のそのような側面や防災教育をする方法についてあまり知られていないことが、防災教育が広まらない一因と言えます。
そこで、防災教育の特徴や方法を学ぶために選んだ本が、『防災教育の不思議な力』です。
この本では、防災教育について様々な観点から述べられています。
その中の防災教育の特徴について述べられた3つの章を選び、読書を進めていきました。
ABD読書会にみんなで挑戦!
ABD読書会は読書会の形式の一つで、誰でも開催できる参加型の読書会です。(詳しくはこちらのページをご覧ください:http://www.abd-abd.com/)
ABD読書会は、大まかに以下の3つのステップに分かれます。
①参加者で担当する箇所を読み、要約をつくる
②要約した内容を順番に発表
③発表内容をもとにみんなで対話し、理解を深める
まずは、①の要約から。
今回の本はコンパクトに分かりやすく情報がまとめられていたので、スムーズに要約できていた参加者が多いように感じました。
グループに分かれ、読書に没頭。要約はB5用紙数枚に書き出していきました。
要約が終われば、②の発表です。
それぞれグループ内で重要だと思った箇所を中心に、わかりやすく整理して発表してくれました!
発表を聞いている際に疑問に思ったことやもっと知りたいことは付箋に書いてどんどん貼っていきます!
各グループの発表が終われば、いよいよ参加者同士で付箋に書かれたことを中心に感じたことや考えたことをシェアする時間です。
お互いの発表の中で気になったことにツッコみながら、参加者自身の経験も交えつつ話がどんどん深まっていきます。
机の下に入ることが危険な状況もあるから、「地震が起きたときには机の下に入れ」と教えるのは良くない。具体的な行動よりも理論を教えることが大事。
防災教育の評価方法は難しいけれど、ペーパーテストも意外と面白そう?
など様々な意見が交わされ、全員の学びが深まる機会になりました。
終わりに
開催するたびに防災教育の面白さや難しさを感じさせられる読書会。
来年度も随時読書会を開催し、防災教育についてみんなで学べる機会を作っていきたいと思います!
防災や防災教育にまつわる活動をされている方は勿論、防災教育についてあまり知らないけど学んでみたいと思う方も是非読書会で僕たちと一緒に学んでいきましょう!