【活動報告】2025年度を振り返って

こんにちは。大学生スタッフのとみーです。

今年で、能登半島地震の発生から2年が経ちました。

被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、今もなお困難な状況に置かれている皆さまの一日も早い回復をお祈り申し上げます。

今年度も、引き続き石川県でこもれびプロジェクトの活動を展開していきます。

こもれびプロジェクトでは、昨年度も石川県内の大学生を中心に子どもの居場所支援に取り組んできました。Hikari Loungeでは学習支援を中心に子どもたちの気持ちに寄り添った交流を、ひかりすぺ〜すでは遊びを中心に子どもたちの想いに寄り添った交流を行ってきました。

また、日常的な活動の他にもスタッフが自発的に意見を出し合い、たくさんのイベントを実施しました。今回はその中から一部抜粋しその様子をお伝えし、1年間の振り返りをしたいと思います。

学習・交流スペース「Hikari Lounge」

金沢市のHikari Loungeは週4回の開催に加え、夏休みには連日開館しました。昨年度は「意見箱」や「アンケート」を通じて、子どもたちの声を直接運営に反映させる工夫を凝らしました。その結果、子どもとスタッフの交流はもちろん、子ども同士の会話が劇的に増えたことが大きな変化のひとつでした 。「ねえ、今日こんなことがあって…」という自然な会話が飛び交う様子は、ここが単なる支援の場を超え、一つの「子どもたちが自分らしくいられる場所 」になったと、改めて感じさせてくれます。 

学習面においては、大学生スタッフと一緒に勉強を頑張る姿や、仲良くなった子同士で教えあう姿が見られました。日々の交流を通じて「わからない」「教えてほしい」と素直に言える関係が生まれたことで、より子どもたちにとって学びに取り組みやすい雰囲気となりました。

スポーツ大会

Hikari Loungeではたくさんのイベントを実施しましたが、その中でも今回はスポーツ大会を紹介します。

スポーツの秋ということで、この日はみんなで体育館に行きました。ラジオ体操で体をほぐした後、バドミントン、バスケットボール、バレーボールの3競技をチーム戦で楽しみました。

試合が始まると「こっちパス!」「惜しい!」と大きな声を出して参加していたのが印象的です。また、子どもたちが得意な競技のコツを優しくスタッフに教える姿も見られました。学年を超えたチームプレーを通じて、新しい絆が生まれる瞬間をたくさん見ることができました。

終了後、疲れたスタッフを横目に、子どもたちは「もっとやりたい!」と笑顔で話していました。心からリラックスして、全力で遊べる時間の大切さを改めて実感するイベントとなりました。

七尾市内での子どもの居場所支援「ひかりすぺ~す」

ひかりすぺ~すは、週に1回土曜日に開催し、遊びを中心にたくさん体を動かしました。

昨年度は今までに比べて遊びの種類が増えたように感じます。例えば、だるまさんがころんだとものまねを組み合わせる、リレー形式のゲームなどです。これには、子どもたちとスタッフが一緒になって「新たな遊びを考案する」、「得意な遊びのコツを教え合う」そんな背景があったと思います。子どもたちから「みんなも楽しめるように」という優しい想いが伝わってきました。

新春工作イベント

ひかりすぺ~すでは、段ボールでの剣づくりや紙粘土工作を実施しました。

「かっこいい剣」を目指して、形を工夫したり銀テープを貼ったりと職人のようなこだわりを見せていました。完成した剣を誇らしげに背中や腰に差し、ヒーローになりきる姿がとても微笑ましかったです。紙粘土でも、好きな色に染めて思い思いの形を作る、自由な発想が光っていました。

また、制作中にはどうしたらより良くなるのか子どもたちで相談し合ったり、アドバイスし合ったりする姿が見られました。主体的に協力し合う姿は、とても印象的でした。

研修会

私たちは「現状の共有」と「よりよい体制の構築」のために昨年度も月に1回ほどの頻度で研修会を実施しました。

研修会の詳しい様子は他のブログに記しているのでぜひご覧ください。研修会では今まで以上に意見が活発に飛び交うようになったと思います。スタッフ同士もフラットで良い関係を築けたのではないかと思います。

1年間を振り返ってみて

この1年間、Hikari Loungeや七尾市でのひかりすぺ~すの活動を通して、多くの子どもたちと時間を共にしてきました。

活動を通じて感じたのは、子どもたち一人ひとりにとってここは単なる「支援の場」ではなく、純粋に自分らしくいられる「大切な場所」なのだということです。

どんな子も気軽に集まり、笑い合えた空間だったと思います。

そんな中で実施した月ごとのイベントは、単なる「遊びの場」以上の意味を持っていたように思います。活動全体を通して感じた点をいくつか記します。

 主体性の芽生え

工作で自分の好きな色を真剣に選んだり、理想を再現するために試行錯誤したりする姿がたくさん見られました。小さな「自分で決める」という経験の積み重ねが、子どもたちの自信に繋がっていく様子を間近で見ることができました。

成功も失敗も楽しさに

制作系のイベントでは思うような形にならないことも、遊びのイベントでも全てが計画通りに進むことも、なかなかありません。それでも子どもたちは、うまくいかないときでも笑いあったり、「次はこうしてみよう」と知恵を絞ったりしながら、その経験をまるごと楽しんでいました。成功や失敗にこだわりすぎない、評価されないそんな自由な時間を、これからも大切にしていきたいと思います。

つながりの再構築

スポーツ大会やボードゲーム会では、学年を超えて教え合ったり、スタッフと本気で笑い合ったりする姿がありました。一緒に汗をかき、一緒に悩み、一緒に遊ぶ、そんな同じ視点を共有する縦の繋がりが構築されたと思います。少しずつですが、地域の中に温かなコミュニティができていく手応えを感じています。

おわりに

「ただいま」と言える場所があること。そして、そこには自分を肯定してくれる誰かがいること。

私たちが提供しているのは、単なる学習支援や遊びの場ではなく、子どもたちが一人の人間として大切にされ、次の一歩を踏み出すための居場所なのだと改めて実感しています。ここで生まれた「主体性」や「つながり」は、きっといつか、地域や社会を支える大きな力になると信じています。

今年度も、この場所が子どもたちにとって、そして地域にとっての「こもれび」のような温かな場所であり続けられるよう、スタッフ一同、歩みを止めることなく活動を展開してまいります。

活動を応援してくださる方へ(寄付サポーター募集)

現在、この活動をサポートしてくださる方を募集しています。

発災から2年以上が経った現在も、被災地では「ふつうの日常」を取り戻すための日々が続いています。
学校が遠くなった子、家族の生活が大きく変わった子、不安を抱えながらも笑顔を見せてくれる子。
そんな子どもたちの居場所や学びの機会を守るため、私たちは支援活動を続けています。

ですが、時間の経過とともに、支援の手が少しずつ減っているのが現実です。
災害からの復興には、直後だけではなく長期的に寄り添う支援が必要です。
あなたのご寄付が、子どもたちの笑顔と未来を支える力になります。

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