こんにちは!スタッフのめんつゆです。
10月5日、sparKのみんなで「でざいんあ展」へ遠足に行ってきました!
参加者は全部で10人。出発前には、それぞれが1つ好きなひらがなを選び、その形をもとに家具をデザインするミニワークを実施。
「これどうやって座るんだろう?」「この形かわいい!」など、笑いとひらめきが飛び交いながら、
出発前からすでに“デザインの時間”が始まっていました。
でざいんあ展とは?
「でざいんあ展」は、“あ”というたった一文字から、
デザインとは何か?を多角的に問い直す体験型の展示会です。
文字・音・形・意味、そのすべてを自由に解体し、再構築するような展示が並びます。
たとえば、音のリズムを組み合わせてひらがなを“奏でる”ブースや、
映像や立体で文字が変形していくブース等、
五感を使って「考える」ことができる仕掛けがたくさん。
見るだけでなく、触って・聴いて・動かして“発見する”というプロセスそのものがデザインとして成立しており、
感性と論理が交差するこの空間は、メンバーにぴったりの舞台でした。
会場では、グループごとに分かれながらも、基本は自由行動。
それぞれが自分の“気になる”展示をマイペースに巡っていきました。
ある人は、音の高さを調整できるブロックを使った展示にじっくり取り組んでいました。並べ替えるたびに音の流れが変わっていき、その違いを確かめるように耳を澄ませていました。
またある人は、四方をスクリーンに囲まれた空間に入り、
包み込むような映像と音の中でしばらく立ち尽くしていたり。
「じっくりしっくり」という、穴の空いたシートを突起のある台にはめていく展示では、ふたりで協力しながらパズルのように形を完成させていました。
私のグループで印象的だったのは、文字が変形するブース。
「中ではどんなプログラムが動いているんだろう?」と自然に数理的な話題に発展し、 仕組みを推測し合う姿に、sparKらしい探究心が見えました。

どの瞬間にも共通していたのは、“感覚で楽しむ”だけでなく、
「どうしてこうなるんだろう?」と仕組みを探ろうとするまなざしでした。
それぞれが自分なりの“正解”を探すように考えを巡らせる姿は、まさに探究そのもの。
そうした思考の時間こそが、これからの学びや創作の種になっていくように感じました。
同じ空間を共有していても、注目するところ、心が動くポイントは十人十色。
デザインという言葉の広さを、それぞれが自分なりの形で感じ取っていたように思います。
展示を見終えたあとには、それぞれが「どこが一番おもしろかった?」と話しながら自然に集まりました。音の展示が印象に残った人もいれば、形や映像に惹かれた人もいて、話してみると感じ方の違いが見えてきます。「またこういう遠足行きたいね」という声もあがり、心のどこかに心地よい余韻が残りました。同じ体験を共有していても、見ているものはそれぞれ違う。その多様さが、sparKらしさそのものだと感じました。
スタッフコメント
展示という言葉に収まりきらない「発見」や「問い」を、みんなが自分なりに掴もうとしていて、とても刺激的でした。
私自身も、自分が体験できる展示が多く面白かったです。
みんなの小さな「なんだろう?」という感覚が、これからの創作や探究の原動力になっていくのだと思いました。
そして、sparKという場が、その芽を安心して伸ばせる場所でありたい。
そんなことを改めて感じた一日でした。
これからもギフテッドプロジェクト「sprinG」は、子ども・保護者の方々の双方に寄り添えるような企画を作っていきたいと考えています。
現在、この活動を継続的に行い、ギフテッドの子の居場所づくりを作っていくために、みなさまからの寄付を募集しています。いただいた寄付は、責任をもってイベントの会場費やコミュニティ運営を一緒に進めていく大学生スタッフの採用費等に使用させていただきますので、ご支援賜れますと幸いです。1000円より、ご寄付を受け付けております。
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