
2025年9月17日、第一学院梅田校にて、関西中高まなびプロジェクトの一環として「〈センス〉を磨くための美学超入門」というテーマで授業を実施しました。
この授業の目的は、芸術作品——あるいは、人生——に対するものの見方・考え方〔=センス〕を養い、今後のキャリア形成に活かすことにあります。センスとは単なる趣味嗜好ではなく、「多角的に物事を捉える視点」であり、将来どの分野に進んでも役立つ思考の基盤となります。
授業では、まず、「美学超入門」と称して、基本的な芸術作品の見方・考え方——感性的アプローチと知性的アプローチ、反復と差異——について授業をしました。

そのうえで、実際に音楽を鑑賞し話し合って「〈現代アート〉を創ってみよう」ということで、紙一枚に線一本のみを引いてその感想を話し合うワークショップを実施しました。
このプロセスを通じて、一つの事柄を多角的に捉える視点を養ってもらえたのではないかと思います。

いただいた反応
今回の授業に参加してくれたのは、合わせて9名の学生たちでした。
参加者からは、
「否定せず受け入れて貰えた」
「意味を考えるだけではなく、直感的に何となく感じることも大切だとわかりました」
「にこにこ、話しやすい口調でよかった」
といった声が寄せられました。
安心できる学びの場で、自分の考えや感覚を自由に表現できたことが、参加者にとって大きな経験となったことが伝わってきます。
今後は、今回の事後アンケートを基に授業内容を振り返り、次回同様のテーマで授業を行う際には、どのように改善できるかを議論し、さらに質の高い授業へと繋げていきたいと考えています。
NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)


関西中高まなびプロジェクト | NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)
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