【活動報告】青翔開智高校で防災教室の出前授業を行いました!

 こんにちは!NPO法人ROJEわたげプロジェクトです。
本記事では、8月22日に鳥取県の青翔開智高等学校にて実施した地理総合の授業についてご報告します。

「みんなで守る、未来の命」

 今回は、青翔開智高校1年生の「地理総合」の授業の一環として出前授業を行わせていただきました。
「みんなで守る、未来の命」と題して、「防災の正しい知識を身に着け、防災を身近に感じてもらうこと」をゴールとし、3コマの授業を行いました。

1コマ目と2コマ目には防災ゲームと防災の基本に関する講義を行い、3コマ目には1コマ目と2コマ目の生徒が合同で、災害時に直面するジレンマに関する授業を行いました。本授業には、2クラス計55名程の生徒が参加してくれました。

防災ゲームで「たすカルテット」!

 1コマ目の授業の前半では「みんなで遊んでたすカルテット」という防災ゲームに取り組みました。このゲームは、防災に関する基本的な知識を学べる内容になっており、高校1年生のみなさんにも、気軽に防災に興味をもってもらうことができたのではないかと思います。

 防災の授業は少し堅いイメージをもたれることがあるのですが、事後アンケートの中には防災ゲームが楽しかったという声も多く、楽しく防災を学ぶという意識が芽生えたようで嬉しかったです。

災害用伝言ダイヤルを知ろう

 1コマ目の授業の後半では、災害用伝言ダイヤルの使い方を学びました。実際に地震が起きたときのことを想定しながら伝言ダイヤルの使い方を学び、伝言を伝えられる30秒間で何を伝えるべきかなどを考えました。そして、学んだことを家族全員で共有してほしいと伝えました。


 事後アンケートの中には「災害用伝言ダイヤルの存在を初めて知った」との声もあり、授業で取り上げた意義があったと感じます。

地震が起きたときの対応

 災害用伝言ダイヤルの説明の次は、エレベーターに乗っている時、劇場や映画館にいる時、海の近くにいる時に地震が起きた場合の対応を、クイズ形式で学びました。

学校の避難訓練では「机の下に隠れて頭を守る」ということしか教わりませんが、地震に遭った場所や場面によって、取るべき対応は異なるということを理解してもらうことが目的でした。  

クロスロード

 「クロスロード」は、阪神・淡路大震災で災害対応にあたった神戸市の職員さんへのインタビューを基に作成された防災教材で、実際に問題となったジレンマについて、Yes/Noで自分の判断を下していくものです。

授業ではグループに分かれて、まず各自が選択した理由を共有し、その後、チーム内で一方の選択に絞るための話し合いを行いました。今回は、「土砂災害の危険性がある際の高齢者の避難」「ペット同伴の避難」など、現実に起こり得るテーマを4つ取り上げました。こうした問題は実際に起こる可能性があり、その場で迅速に結論を出さなければならないことを考慮して行いました。

あらかじめ冷静でいられる時に、どのような状況でどのような対応をするのか、家族や周りの人と話し合っておくことの重要性を理解してもらうため、クロスロードを実施しました。

青翔開智高校のホームページにも当日の様子が掲載されていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

▼青翔開智高校HPに掲載いただいた記事
https://seishokaichi.jp/news/subjects/social-studies/post-18948/

▼NTT西日本「災害用伝言ダイヤル」についてはこちら
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/

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