「第31回 はじめての親の会」を開催しました!

こんにちは、大学生スタッフのエリです!

2024年8月3日に「第31回 はじめての親の会」が開催されました。

会の雰囲気や、参加しての感想を共有したいと思います。

当プロジェクト主催の専門家2名によるミニ講義

はじめは、当プロジェクトに携わる専門家である児童精神科医の佐藤駿一と特別支援教育の専門家・伊藤駿が、それぞれの専門知識を活かしたミニ講義を行いました。ギフテッドにはどんな特徴があり、どんな悩みを抱えやすいのか、また発達障害とどのように関係しているのかについて話しました。

佐藤は、発達障害との違いや、ギフテッドの子どもが持つ特徴、そして彼らが直面しやすい問題について話しました。伊藤は、学校でのサポートや配慮、そして進路の選択肢について説明しました。

保護者同士でのグループワークの場

ギフテッドの子どもを持つ保護者様は、低学年組と高学年組など、いくつかのグループに分かれました。

保護者様は、同じような悩みを抱えている方同士で集まり、互いに経験を共有し合いました。それぞれの家庭で直面している問題について意見を交わし、解決方法を探りながら、役立つ情報を交換する場として、非常に充実した時間を過ごしました。

例えば、ギフテッドの子どもを持つ保護者様の悩みとして、特に不登校が挙げられます。子どもが不登校になると、何をしていいかわからず、失敗すると落ち込んでしまうことが多いです。また、ギフテッドの子どもたちの中には、反復が苦手で、好きなこと以外には興味を持たないこともあります。

当事者の子どもたちは、苦手なことに取り組むのが難しく、なぜ現在の状況が続くのか理解できず、将来についての見通しを持ちづらいと感じることがあるようです。また、年齢に応じた成長や、自分で考えて行動する力、体験やロールモデルの重要性が大きいのですが、時には周囲の理解が得られず、人に期待しなくなってしまうこともあります。さらに、「人と同じものを見ていない」という感覚が強く、自分と他人との違いに悩むことが多いようです。

私自身、ギフテッドの子どもたちについては、これまで全く接したことがなかったため、最初はすべてが初めての状態でしたが、現在時間をかけて理解を深めていっております。また、実際に話をしてみることで、書籍や情報だけでは見えなかった細かい問題や具体的な状況が明らかになりました。特に、当事者である方々の話を聞くことで、保護者様との関係についても具体的でわかりやすい理解を得ることができました。このような直接的な対話を通じて、多くのことを学ぶことができました。

できる〜む体験会

体験会の最後には、保護者向けに「できる〜む」の体験会が行われました。「できる〜む」は、アバターを使用して子どもたちや大学生スタッフとオンラインでコミュニケーションができる空間です。顔出しは自由で、ゲームやおしゃべりを楽しむことができます。おしゃべりは、複数人での会話や大学生との個別会話が可能です。保護者の方とお子様が一緒に「できる〜む」を見て回り、実際にゲームをしたり会話を楽しんだりすることで、オンライン空間の雰囲気を実感していただいたり、できる〜む内の操作などを説明しました。

体験会を通じて、参加者の皆様には「できる〜む」の機能や使い方について深く理解していただけたかと思います。

このオンライン空間が、今後のコミュニケーションや支援に役立つことを願っています。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

おわりに

はじめての親の会、できる〜む体験会は来月以降も毎月開催される予定です。興味を持っていただいた方はぜひご参加いただけると嬉しいです!

これからもギフテッドプロジェクト「sprinG」は、子ども・保護者の方々双方に寄り添えるような企画を作っていきたいと考えています。

この活動を継続的に行っていくためにも、みなさまからの寄付を募集しています。
いただいた寄付は、責任をもってイベントの会場費やコミュニティ運営を一緒に進めていく大学生スタッフの採用費等に使用させていただきますので、ご支援賜れますと幸いです。1000円より、ご寄付を受け付けております。

今後も色々な企画を実施していきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください!

プロジェクト詳細は以下ページよりご覧ください。プロジェクトの全体像や今後のイベント情報などについて、お知らせしています。

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