防災教育実践交流会では、防災に関する専門家や防災に取り組んでいる団体等をお招きして講演や発表をいただいたり、参加者同士の座談会を行っています。
今回のゲストは、大学での災害ボランティア講座や災害時要配慮者支援など様々な側面から防災教育に取り組んでおられる宮崎賢哉さんです。本イベントでは「実践から学ぶインクルーシブな防災教育」をテーマに宮崎さんによる基調講演と参加者同士の座談会を行います。
災害時には誰もが大きな不安やストレスを抱えますが、1人での避難が難しい人や、避難所でのストレスをより敏感に感じやすい子どもたちがいます。そんな支援や配慮を必要とする子どもたちの命を守るためには、学校・家族・地域が協力することが大切です。しかし、地域の防災訓練に参加しづらい、非常時の行動を分かりやすく伝えることが難しいなど、災害時にいかに備えるかということは、支援が必要な子どもたちや特別支援学校の児童生徒、そして家族にとって大きな課題となっているのが現状です。
この課題に向き合うため、特別支援学校での防災教育の経験をお持ちの宮崎賢哉氏からお話をうかがいます。障害がある人もない人も、高齢者も幼い子どもも、誰もが安全に避難し、避難先で安心して過ごせることを目指して、全ての人に配慮した「インクルーシブ防災」について一緒に考えてみませんか?
開催概要
開催日時:2023/12/03 14:00-16:00
開催形態:オンライン(Zoom)
参加費等:無料
【宮崎賢哉さんのプロフィール】
阪神・淡路大震災の教訓をもとに、在学中に学生団体を設立。災害支援や防災教育に取り組む。2005年に公益法人に入職。活動経験を活かし大学での災害ボランティア講座や学生支援、防災教育を担当。2014年に社内起業で防災教育を普及する社団法人の設立に携わる。児童・生徒、教職員、社会福祉協議会、企業、大学等での防災教育訓練や災害ボランティア育成のほか、災害時要配慮者支援、公園・緑地の防災対策・地域連携など、幅広い分野で活動する。