この度、公益財団法人マツダ財団様による2023年度の助成対象として、当団体理事で広島文化学園大学講師の伊藤駿が代表者を務める「オンラインを活用した子ども支援活動におけるスタッフの専門性とその向上に関する研究」を採択いただきました。
”青少年の健全育成に係る教育現場および市民活動の活性化に役立つ汎用性の高い研究(基礎的研究を含む)で、現代社会の問題・課題を掘り下げた研究”が助成対象となる、「青少年の健全育成関係」の部門での採択となります。
本研究の目的は、新型コロナウィルスの流行以降、急速に拡大したオンラインサービスを活用した子ども支援活動において、ボランティアスタッフに求められる専門性を明らかにするとともに、その修得・向上に向けた具体的方途を明らかにすることとしています。
近年、ROJEでは、大学生によるオンラインを活用した学習支援や居場所支援活動を積極的に行ってまいりました。現在では、主にギフテッドプロジェクトsprinGが、日常的にメタバース空間を活用した子どもたちの居場所支援に取り組んでいます。
そこで、本研究では、実際にROJEでオンラインでの子ども支援活動を行うボランティアスタッフへのインタビューや質問紙調査などを通して、オンラインで子どもたちと接するボランティアスタッフの専門性や、それを養う方法について明らかにすることを目指します。
この度の助成を最大限活用し、当団体に限らず、オンラインを活用した子ども支援の動きが社会全体で拡がる中、全国の支援者の方々にとって参考となる知見が得られるよう精進してまいります。