ROJEでは、東京学芸大学と連携して、研究者とNPOで活動する実践家の協働を促進するために「みんなの教育シンクネットワーク Edu Lab」(以下「Edu Lab」)を設立し、若手研究者の環境改善と教育支援現場での様々な困難を解決するための方策考案等を行っております。
この度、2023年6月2日〜9日に、Edu Labに所属する若手研究者2名が、東京学芸大学が経済協力開発機構(OECD)と取り組む「日本OECD共同研究」(事務局:東京学芸大学、経済協力開発機構(OECD))の活動の一環としてOECDおよびフランス国内の学校や地方自治体を訪問してまいりました。
つきましては、フランス訪問の成果発表の場として、活動報告会を以下の通り開催いたします。
開催概要
- 日時:6月29日(木)14時~15時30分
- 開催形式:オンライン(Zoom)
- 費用:無料(要事前参加申込)
- 対象:内容に関心のある研究者の方をはじめ、どなたでもご参加いただけます
当日のプログラム(予定)
- ご挨拶(10分):フランス訪問の背景などについてご説明します。
- フランス訪問報告1(30分):学校統廃合に関する報告。フランスの人口減少地域における学校統廃合の現状について紹介します。
- フランス訪問報告2(30分):インクルーシブ教育に関する報告。フランスのインクルーシブ教育について、特にドロップアウト防止のための取り組みやギフテッドの子どもの教育に関して紹介します。
- ディスカッション(20分):参加者同士で、報告の感想の共有や、学校統廃合・インクルーシブ教育に関するディスカッションを行います。
登壇者
- 中丸 和(なかまる なごみ):大阪大学大学院生(博士後期課程)、日本学術振興会特別研究員
伊藤 駿(いとう しゅん):広島文化学園大学講師、東京学芸大学共同研究員
※両者はNPO法人ROJEの理事を兼務
国⽴⼤学法⼈東京学芸⼤学(学⻑:國分充、⼩⾦井市)と経済協⼒開発機構(OECD)は、共同研究の⼀環として、OECD東北スクールの直系後継事業に相当する「日本OECD共同研究」を実施しています。「日本OECD共同研究」は、OECD⽇本共同研究プロジェクトⅢプロポーザルの枠組みのもと、学びの主体である児童・⽣徒・学⽣たちが2030年の世界を豊かに⽣きていけるよう、教育の⽬的、学校の在り⽅の本質を問い直し、より良い未来を実現するための教育のあり⽅を模索、実装していきます。
国内外の学校(教員、児童・⽣徒・学⽣、保護者等)、⾃治体、教育委員会、研究者、⼤学・教育研究機関、企業、省庁、NPO・個⼈等の多様な関係者との協働により実践・研究・政策を推進し、⾃律分散交流型の新しい教育研究推進システムを創出するとともに、学校教育・社会教育における新たな価値を先導的・実践的に創造し共有すること(コレクティブインパクト)を⽬指す取り組みです。
NPO法人ROJEは、東京学芸大学と「教育・研究振興および社会共創に関する連携協定」を締結し、この研究に参画しています。
【本件に関するお問い合わせ先】
下記までご連絡ください。
MAIL:thinknet.info@roje.or.jp(担当:NPO法人ROJE 伊藤)