こんにちは。ギフテッドプロジェクト「sprinG」の大学生スタッフ、はるかです。
6月11日にオンラインで「第17回 はじめての親の会」が開催され、当プロジェクト主催者による講義と団体の概要についての説明、グループワークを行いました。会の内容や、参加した上での感想をお伝えしたいと思います。
当プロジェクト主催の専門家によるミニ講義
当プロジェクト主催者で運営メンバーである専門家が、専門性を活かしミニ講義を行っています。
精神科医・佐藤によるレクチャー
医学的な観点からは、発達障害との関連や違い、ギフテッドの子どもの特性、抱えがちな困難について説明が行われました。
教育的な観点からは、学校教育の体制や支援、合理的配慮、進路選択の可能性について説明が行われました。
保護者の方同士の話し合い
グループワークは、お子様の年齢や保護者様のお悩みに合わせ、4つのグループに別れて2回行いました。各グループには大学生がファシリテーターや書記として参加しました。
1つ目のグループでは、子どもが何かに没頭していて次の行動への切り替えがなかなかできない、習い事の家での練習について、親しい友達がいるか、などについて話し合われました。
2つ目のグループでは、お子様の得意不得意の数値的な差について、学校との関わり方についてお話しされていました。また、医療機関といった支援の場につながった経緯などを共有されていました。
3つ目のグループでは、保護者の方が大学生に質問されることが多くありました。大学に入るまで、どこが居場所だったか、どこまで子どもの希望に合わせ、どこまで学校のカリキュラムに合わせればいいかわからない…などの質問があがりました。このグループでは、漢字好きのお子様を持つ保護者様が多かったそうです…!
4つ目のグループでは、進路や受験について話し合われました。子どもには努力・継続してほしいと思うが、それができないという悩みが多くありました。一概に「好きを伸ばそう」というわけにもいかないが、子どもを苦しませるわけにはいかない、という葛藤を共有されているように見受けられました。
私は1つ目のグループにファシリテーターとして参加しました。印象的だったのは保護者様の困りごとの中で「親は心配だが子どもは困っていない」場面が多かったことです。お子様の睡眠時間が短いこと、次の行動への切り替えに時間がかかること…親としては心配で、改善してほしいと思っていらっしゃいます。しかし、お子様自身が「別に困っていない」と言っているため、改善しようにも改善できないとのことでした。
保護者様の抱えるジレンマを直接伺い、解決策がなかなか見つからないもどかしさをグループワークの短い時間の間でしたが感じました。日々お子様と向き合う保護者様に尊敬の念を覚えました。
おわりに
今後もギフテッドプロジェクト「sprinG」は、子ども・保護者の方々双方に寄り添えるような企画を作っていきたいと考えています。
現在、この活動を継続的に行い、ギフテッドの子の居場所づくりを作っていくために、みなさまからの寄付を募集しています。
いただいた寄付は、責任をもってイベントの会場費やコミュニティ運営を一緒に進めていく大学生スタッフの採用費等に使用させていただきますので、ご支援賜れますと幸いです。1000円より、ご寄付を受け付けております。
今後もお子様向け、保護者様向けの双方で、色々な企画を実施していきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください。大学生スタッフも企画の実施に向け尽力しております。
プロジェクト詳細は以下ページよりご覧ください。プロジェクトの全体像や今後のイベント情報などについて、お知らせしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。