【活動報告】南相馬の学校現場でのお手伝い+イベントの開催をしました!(つぼみプロジェクト)

今回は2/27から3/4にかけて約1週間南相馬市に滞在しました。そのうち27日(月)から3日(金)は朝から放課後まで学校現場でボランティアとしてお手伝いをさせていただき、27日(月)と28日(火)は放課後に原町の高校生とのお話会を開きました。最終日3/4には原町第二小学校の体育館を借りて勉強と運動それぞれのイベント企画を小中学生向けに開催しました!

学校現場でのボランティア

 今回は原町第一小学校・原町第二小学校・原町第一中学校の三つの学校にわかれてそれぞれでお手伝いをさせていただきました。

 小学校では休み時間に元気いっぱいの小学生と走り回ったり、担当クラスで採点作業や授業の準備などのお手伝いをしました。ちょうど6年生を送る会の準備をしていたため、各学年の練習の様子も見させていただきました。登下校時は昇降口で挨拶をしながら子どもたちを見守りました。子どもたちは自発的に笑顔で挨拶をしてくれて、元気をもらいました。

 中学校では各クラスの授業を巡るような形で授業に参加し、グループワークに混じったり、授業についていけていない子どものサポートをしたりしました。また、先生方が設けてくださった場で大学生への質問会や自学ノートのコンテスト&コメント付けも行いました。

 実際に教育現場に入ってみて、自分たちの小中学生時代との時代の差や地域の差にいろいろと気づくことができました。例えばオンライン機器や話し合いの機会の導入が進んでいたり1学級の人数を30人ほどに押さえていたりと画期的な側面もみられる一方で、自粛期間や家庭環境の影響などで学校に来られない子どもたちや、震災で避難していた期間のために自分の住んでいる地域への理解があまり深くない子どもが見受けられるなどの課題も感じました。それでも先生方や学校は少しでもいい居場所や授業を提供しようと模索していたり、私たち大学生という存在を生徒への刺激に結びつけようと画策していただいていて本当に素晴らしいと感じます。

 活動の様子の写真はつぼみプロジェクトとしては記録しておりませんが、各学校のホームページにその様子を載せていただいておりますので是非そちらもご覧ください!

高校生とのお話会

最初の二日間の放課後の時間で高校生とお話しする機会をNPO法人南相馬こどものつばさ様を通して設けていただきました!

高校生にもなると視野が広くなり、学校で勧められている参考書や勉強法に疑問を抱いたり、卒業後の進路や社会に出ることに対して不安を抱いている生徒も多いようでした。大学生側も出身や現在の興味分野はさまざまですので、いろいろな視点で大学生が語ることで高校生の将来についての考えを膨らませる助けになっていたら嬉しい限りです。

今回の1週間は小中学生に支援の重きを置きましたが、高校生のニーズにも答えていけるよう模索していきたいと思います。来ていただいた高校生の中に今度のサムライフェスの運営を頑張っている生徒もいらっしゃったので、是非また会えることを楽しみにしています!

イベント企画

最終日の3/4(土)には原町第二小学校の体育館をお借りしてイベントを開催しました!

先生方やNPO法人南相馬こどものつばさ様のご協力もあり、学校ボランティアの期間で仲良くなった子どもたちに来てもらって楽しい1日になりました!

午前中は「おおた先生とめぐる謎」と題しまして、小中学生に対して数学の進数/進法のお話をしました。進数という概念自体は高校数学の範囲でかなり難しいものですが、4本指で8進法の数え方を体感してもらうなどのアクティビティを取り入れつつ、1時間弱という小学校の授業よりも長い時間子どもたちに話を聞いてもらえて嬉しかったです。

導入だけとはいえ難解な話題ですのでどれくらいわかってもらえたか定かではないですが、これから勉強することでどんどん見える世界が広がっていく感じを知ってワクワクしてもらえていれば冥利につきます。

 

午後は「春のスポーツ祭り」と題して、障害物走・バレーボール・バドミントン・ドッジボールを大学生と子どもたちで楽しみました!

来てくれた子どもの1人から小学生が外で遊ぶことがあまりないという話も聞くことができ、こういったみんなで休日に体を動かせる場というのはとても貴重なものだったのではないかと思います。学校ボランティアのときもそうでしたが子どもたちの体力が無尽蔵で大学生側は付いていくのに精一杯でした。前半では学校ボランティアでお世話になった小学校の先生にも飛び入りで参戦していただいて盛り上がったりもしましたが、何よりも全員怪我やアクシデント無く1日を終えられてよかったです!

今回の1週間の活動はNPO法人南相馬こどものつばさ様、南相馬市教育委員会様の後援をいただいて実施いたしました。ご協力いただいた皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

今回学校現場で得られた現地の声や教育現場の実態についての知見を活かしつつ、来年度以降もより良い支援ができるよう努めてまいります。

今後ともつぼみプロジェクトをよろしくお願いいたします!

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