【活動報告】青翔開智高校(鳥取)で出前授業3日目を実施しました!

こんにちは!災害と教育事業部わたげプロジェクトです。
本記事は、2月8日に鳥取県青翔開智高等学校の地理総合の授業にて実施した、第3回目の出前授業についてご報告いたします。今回は、防災カードゲーム「クロスロード」をオンラインにアレンジした授業を行いました。

わたげ流クロスロードを体験しよう!

クロスロードとは、阪神・淡路大震災で災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューを基に作成されたカードゲーム形式の防災教材です。震災時に実際に問題となった「ジレンマ」のお題に対して、YesかNoで答えるというゲームです。授業では、大学生と高校生が入ったチームに分かれて、まずどちらを選択したのか共有してから、選択した理由をチーム内で話し合いました。授業では、2つのお題について考えました。

避難所にペットを連れていくか

1つ目は「避難所にペットを連れていくか」というお題について話し合いました。私のチームでは、「家族同然の犬を置いていけないと思う」「癒しの効果があるのではないか」という意見の一方で、「津波が発生した場合、犬と一緒に逃げるのは難しい」「避難所という公共の場には、不快だと感じる人もいると思う」という意見もありました。また、「避難所に連れていくとしても、室内ではなく屋外の方がいいと思う」という、様々な意見が生徒さんから挙がりました。

前回の授業に引き続き「避難所」で起こり得る問題を取り上げました。今回の授業でも、様々な意見が出てきたことから、自分自身がその問題に直面した立場になりきって、「避難所」をより想像することが出来たのではないかなと感じました。

水害発生時の避難

2つ目のお題は「水害発生時の避難」について考えました。以前の授業で学習した避難情報を基に話し合ったり、お題で与えられた情報を踏まえて自分ならどうするのかよく考えたりすることで、様々な意見に触れることができ、災害時の行動について幅広い視点から考えるきっかけになったのではないかと思います。また話し合いの後には、避難情報の名称が変更されたことや、「垂直避難」など、水害に関する知識も紹介しました。

おわりに

青翔開智高校の地理総合の授業で全3回授業をさせていただきました。3回の授業を通して生徒さんが「いつどこで災害に遭遇しても命を守る行動ができるようになる」という目標を達成できるように授業を考えました。この目標を設定した背景には、比較的災害が少ない鳥取県に住む高校生が、防災意識を持ち、これから起きるかもしれない災害に対して自分や周りの人の命を守る行動ができるようにという、担当の先生やわたげプロジェクトの思いがありました。

授業後のアンケートでは

普段防災について考える機会がなかったので良い機会になった

はやめに避難することや防災グッズの準備の大切さに気付くことができた

など、防災の大切さを知ってもらうことができたのではないかと思います。

また全3回の授業を行う中で、どの授業も生徒さんが楽しみながら防災ゲームに取り組んだり、自分の意見をしっかり伝えたりと、とても積極的に授業に参加する様子を見て、わたげメンバーも楽しく授業を行う良い経験になったと感じています!今回の経験を今後の活動にもつなげていきたいと思います!

▼青翔開智中学校・高等学校についてはこちら
青翔開智中学校・高等学校

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!