【開催報告】オンライン防災交流会『みんなで考えるいざというときのこと~ひろがれ、防災の輪~』(わたげプロジェクト)

こんにちは!災害と教育事業部わたげプロジェクトの学生メンバー白杉です。
本記事では、5月20日に開催した新歓イベント『みんなで考えるいざというときのこと~ひろがれ、防災の輪~』についてご報告いたします!

今回のイベントでは、クロスロードという防災ゲームをオンライン式にアレンジし、災害時に発生するジレンマについて話し合いました。
4名の新入生と2名のROJEメンバー、1名のOBにご参加いただきました。

イベントの様子

イベントでは、3~4人のグループに分かれ、それぞれのグループで2つのお題について話し合いました。

1つ目のお題は「水害発生時の避難」です。避難に関するガイドラインのレベルを調べたり、与えられている情報を細かく分析したりすることで、多数派の行動を考えました。
地域によって洪水の避難のイメージが違うため、様々な意見に触れることができ、幅広い地域から参加できるオンラインならではの強みだと感じました。

2つ目の「自閉症の子どもの避難」に関するお題では、まず自閉症の症状について知見を広げたうえで、それぞれの症状が出た場合についての行動を考えました。

自閉症の症状は本当に多種多様で、「その子ども一人一人に合わせた対応」の重要性を感じました。また、お題に関連して福祉と災害に関するデータを調べたことで、多くの課題があることにも気付きました。今後の活動を通して解決策を見つけていきたいです。

参加者の声

参加後アンケートより、イベント満足度は100%を記録しました。

また、「防災に対する意識が変わったか」という質問に対し、すべての参加者が、「かなり変わった・少し変わった」と解答しており、当イベントの目標を達成することができました。

「クロスロードは、自分事に考えやすく話しやすい」という声もあったので、防災へのハードルが高い人に対しては特に効果的なのではないかと思いました。

最後に

クロスロードには正解がなく、話し合えば話し合うほど判断が難しくなりました。

災害時に起こるかもしれないジレンマを、今のうちに十分な時間をとって考えておくことは、いざというときの判断を納得いくものにするためにも必要だと実感しました。

また、実際に問題を作ってみて、「アレンジしやすく、企画しやすい」こともクロスロードの特徴であると感じました。問題の設定を意図的に少し変えることで、様々なケースについて考えることができるため、学校の防災教育においても利用しやすく効果的であると思いました。

今回のイベントを基に、より現場に即した防災教育について考えていきたいと思います。
今後ともわたげプロジェクトをよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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