【活動報告】被災地訪問・フィールドワーク2021

はじめに

東日本大震災から今年で10年。​
私たちは被災地である宮城県と福島県を訪れました。​

1日目

初日は東日本大震災で津波の被害を大きく受けた土地として広く知られる南三陸の町宮城県の南三陸町へ行きました。南三陸町は近くに海が見え、辺りは整備が進みに美しい姿なっているとともに、沿岸部には防潮堤が建設され住宅街などは津波の危険がない標高の高い場所につくられるなど、町の姿からは自然災害との共存の難しさを感じました。
また、”置くと(試験を)パス(合格)する”オクトパスというタコのキャラクターに関するグッズを販売しているyes工房に行きました。南三陸の産物であるタコとアイデアを織り交ぜたキャラクターで地域を活気づけようとする姿勢からは、”震災の被害を受けながらも誇れる地元の魅力を全国に知ってほしい”意思を感じました。

2日目

2日目は、リプルン福島に行きました。特定廃棄物の処理方法をゲーム感覚で学んだり、実際に特定廃棄物の処理場や埋立地を見学させていただくなど、非常に貴重な体験ができました。原子力事故によって「危険」というイメージがついてまわるようになった福島ですが、多くの人に正しい情報を伝え、福島の復興を支えていこうとする現地の方々の姿を見ることができました。その後訪れた東日本大震災・原子力災害伝承館​では、東日本大震災を経験された語り部さんのお話を伺いました。原発事故の説明や様々な背景を含んだ写真の展示等、情報量が大変多く、多くの学びを得ることができました。​​

3日目

3日目は、南相馬市にある防災センタ―と南相馬市博物館を訪れました。防災センターでは、巨大地震発生からの災害記録が壁一面に展示されており、短期間に多くの被害が起きたことを視覚的に知ることができました。その時々の個人や組織の判断がその後に大きく関わるのだと改めて考えさせられました。また、センターを案内して下さった方とのお話の中で、当時の記憶や10年経った今の想いを伺うことができ、これから私自身がすべきである、身近な防災についても考えるきっかけとなりました。博物館では、南相馬市の伝統や自然のなどの様々な展示の一部として、東日本大震災の記憶が展示されていました。被災した方の言葉や食べ物など、地域色が強い印象だった為か、一地域に起こった出来事としてスッと情報が入ってくるような感じがして、色々な感情が湧きました。

最後に

実際に自分の目で見ることができたこの3日間は、非常に有意義であったと感じます。​
今回、学んだことをこれからの活動に活かしていきたいです。

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