こんにちは!災害と教育事業部わたげプロジェクトの篠田です。
今回は、3月28日に開催いたしました「第5回 防災教育実践交流会オンライン」の報告を行いたいと思います!
石田真実さんの講演
今回の交流会はNPO法人かながわ311ネットワークで理事を務めておられる石田真実さんをゲストにお迎えしご講演いただきました。
石田さんの講演では、自身が神奈川県で防災教育を行っていくことになったきっかけや学校現場でなかなか防災教育が広まらない様々な理由とその解決策、実際に学校現場で行ってきた実践紹介などをお話いただきました。
私が講演内で一番印象に残っている言葉は「普段の問題(授業)にちょこっと防災の要素をだけで十分な防災教育になりうる」です。学校での防災教育実践を考える上で、”多くの役割を担う学校であえて防災を優先させるのは難しい”という意見を多く聞きました。普段の授業にほんの少しだけ防災の要素を取り入れることによって防災を身近に捉えることができ、何より子どもが防災に触れる機会を簡単につくることができます。是非とも全国の学校教員の方々に知っていただきたい発想です。今回の講演を参考に私たちは引き続き防災教育を広める活動を行っていきたいと思います。
模擬授業体験
イベントの後半には、実際の防災教育の授業を想定した模擬授業体験をオンラインで行いました。今回の模擬授業では「もしもの自然災害の最悪を考える」といったテーマのもと、今までに日本で起きた様々な自然災害や東日本大震災などの具体例を挙げながらワークを行いました。
今回模擬授業を行うために、私たちは自然災害を知らない子どもたちが楽しく防災について学ぶことができる授業は一体どういったものなのだろうかと準備をしてきました。これは十分な授業ができるだろうという思いでイベント当日を迎えました。当日は、参加者の皆さんには災害の怖さを知らない子どもという視点とそれぞれ防災教育を実践してきた者としての視点の2つの視点から模擬授業に参加して頂きました。楽しく防災について学ぶことができたという意見がある一方で、もっと改善できる部分があるなどとたくさんのご指摘いただくことができました。今回の経験をもとに私たちはもっと防災教育について学び、少しでもその普及に貢献できるように活動していきたいなと改めて思いました。
2021年も引き続き防災教育を広める活動に励んでまいりたいと思います!
今後とも、災害と教育事業部わたげプロジェクトをよろしくお願いいたします。