久しぶりの学生ブログの更新となります。今回は、7月19日に開催された「防災教育実践交流会2020春・オンライン」についての報告を行いたいと思います(^^)/
以下、イベントの様子は、当日のタイムラインに沿って紹介していきます
江夏さんの講演からスタート
まずは、オープニングセッションを軽く挟み、早速イベントのメイン企画の一つであるゲスト講演です。最初に登壇してくださるゲストは、江夏猛史氏です。江夏氏は、静岡県を中心に防災や減災についてのワークショップや講演をなさっている、まさに防災教育の実践者といえる方です。
江夏氏の講演は、学校の天井が実際にどれぐらいの重さがあるのかや、リスクマネジメントだけでなくリスクアセスメントにも目を向けなければならないなど、まさに「これからの防災教育」を考えるうえで重要なことを指摘していただきました。この話をきっかけに、参加者の方々が自らが行っている防災教育実践を振り返るよい時間になったのではないかと思います。
私が講演を聞いていて、もっとも印象に残った言葉は、
「防災教育を最もおこなっているのは、学校の先生です」
という言葉でした。防災教育をより多くの人に届けたいと思う私たちわたげプロジェクトは、改めて先生方へのリスペクトを忘れずに、少しでもサポートができる活動の形を探し求めていきたいです。
河田さんの講演では…
続いて、2人目のゲストとして、河田氏に登壇していただきました。河田氏は、阪神淡路大震災の経験をもとに、防災教育の教材作成や被災地支援などに携わってこられました。そのような経歴をもつ河田さんの講演では、被災者のリアルな声や、ご自身が手がけられた教材について、また防災甲子園という防災教育実践コンテストの運営で感じたことなどを、わずかな時間でしたが、お話ししていただきました。
私が最も興味深く思ったのは、被災時の写真を複数用意し、子どもに気になるものを選ばせて、気づいたことを話し合ってもらうという授業実践でした。子どもが主体的に防災教育に関わっていくことができる素晴らしい工夫だなと感じました。
そして最後の質問コーナーでは、参加者の皆様からたくさんの質問をいただき、時間内では答えきれないくらいの盛り上がりを見せました(*^^)v
さいごに
今回のイベントは、コロナウイルスの影響により3月から7月に延期となってしまいましたが、オンラインで開催することによって、京都以外の遠くに住んでいる方々とも時間を共有することができました。また、60名もの方に参加していただき、大盛況となりました。次回もまたみなさんとともに学び合うことができればうれしいです!