2019年10月6日(日)につぼみプロジェクト主催、一般財団法人人間塾様協力のもと「大学生のキャリアデザイン〜向き合うこととその覚悟〜」というテーマで講演会を開催致しました。
講師として人間塾塾長の仲野好重さんにご講演いただきました。
昨年度に引き続きつぼみプロジェクトは人間塾様にご支援をいただき活動しております。
講演会の始めに仲野さんは、
「私はこれをするために生まれてきたという“自分の使命”とは何かについて考えたことがあるか?」という問いを私たちに投げかけました。
この問いに答えることは非常に難しく感じましたが
まだ大学生、しかしもう大学生である私達が”自分の使命”について考えることは自らが行う仕事を選択していく上で不可欠な事であるということに気づかされました。
キャリアとは現在の仕事を表す言葉ではなく、将来自分が仕事をしてきた過程を振り返って見た時に見えるものであり、
キャリアを積むためには仕事を継続する必要があります。
仲野さんは仕事をするにあたっての個性と人格についてのお話の中で
「個性とは単なる質料に過ぎず、自分の幸せに向かうものである
一方人格とは普遍(不変)的で多くの人の幸せに向かうものである
1人の人間の中には必ず相対する個性と人格が共存している」
という違いについておっしゃっていました。
“自分の得意なことをしたい”
という気持ちだけで働く事は個性に過ぎずその先に続くものはありません。
しかし
“自分の得意なことを生かし周囲の人の力になりたい”
そのような気持ちで働くことこそ人格であり自分が生きている意味、働く意味になると考えられます。
今回の講演の中で私の中に強く印象に残っている言葉があります。
それは「自由とは今ここでなされる唯一無二の決定が可能なこと」という言葉です。
唯一無二とは自分自身の決断ということであり、自分自身で決断をするということはその分責任も伴います。周囲の意見に合わせたり、大人からの評価を気にしたりすることなく自分だけにしか歩めない道を選択し進むことが現在大学生である私達にとって必要になります。
私自身今まで”キャリア”という言葉についてあまり理解しておらず難しそうだという印象を持っていましたが講演会を経て、
社会人になる前の大学生である私たちが”働くこと”に向き合う大切さや、
どのような意識をもって大学生活を送るべきかについて深く学ぶことができ、多くの事について考えるきっかけとなりました。
小中学生にキャリア教育を行うつぼみプロジェクトとして
東京スタディーツアーに参加した子供たちの職業の選択肢を広げ、興味のある職業に出会うお手伝いをするとともに
社会のために何ができるか、自分だからこそできることはどのようなことか
について深く一緒に考えていけるようになるといいと思いました。
そして子供たちが自由に自分だけの道を歩むことができるように全力で応援していきたいと思います。
ご講演いただいた仲野塾長をはじめ一般財団法人人間塾様、ご来場くださった皆様。この度は誠にありがとうございました。