【災害と教育事業部 わたげプロジェクト】『夢みる防災教育』読書会を開催しました!

こんにちは!NPO法人ROJEの西村です。
2019年6月15日(土)、京都大学にて第4回となる防災教育読書会を開催しました!

 

今回の読書会でも、これまでと同じようにABD読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という形式を用いて行いました。これは本が苦手な人も好きな人も簡単に読むことができる読み方です。

読書会ではまず、参加者の皆さんにその場で本の一部を読んでもらいました。その後、各自が本の内容を要約し、意見交換しました。(o^―^o)

 

今回のテーマ

今回のテーマは「防災×学校」です。

 

現在、文部科学省の規定に沿って多くの学校で避難訓練が行われていますが、工夫を凝らした避難訓練が行われているのはほんの一部の学校だけです。多くの学校では、とりあえず火災報知器を鳴らして逃げて、避難を開始してから全員の無事を確認するまでの時間を計測して終わるのが普通なのではないでしょうか?

しかし、このような形だけの防災教育ではなく、中身の詰まったより実践的な防災教育について考えていかなければならないのではないかと思います。

 

学校における防災教育について新たな角度で知ることができるのが、この『夢みる防災教育』です。

 

この本では、兵庫県立舞子高校を舞台に、実際に現場で行われている防災教育の実態やカリキュラムの紹介がされています。今回読書会で取り上げたのは、学校における具体的な防災教育カリキュラムについての章です。

 

 

ABD読書会にみんなで挑戦!

ABD読書会は読書会の形式のひとつで、誰でも挑戦できる参加型の読書会です。

詳しくはこちらをご覧ください。
     ↓
http://www.abd-abd.com/

 

ABD読書会は、大まかに以下の三つのステップに分かれます。

①参加者で担当する箇所を読み、要約を作る。
②要約した内容を順番に発表する。
③発表内容についてみんなで対話し、理解を深める。

 

 

まずは二つのグループに分かれて読書を行ったのち、各グループで担当ページを分けて、A4用紙に書いてある内容に関して要約を書き出していきました。皆さん防災に関する知識がある方なので、的確に簡潔にまとめられているなという印象を受けました。

この後、全員で一個一個のテーブルをまわりながら、それぞれの要約を聞きながら思ったことを付箋に書き入れ、その発表を書いたA4コピー用紙に貼っていきました。
「こんな意見もあるのだな」「あ、そういう考え方もあるのだな」とそれぞれ付箋に対してコメントしたり、考えたりできたことで非常に良い場となりました。

兵庫県立舞子高校でできたことを他の学校でも同じようにするにはどうすればいいか、学校の先生が取り組みやすい防災教育とは何なのかを考え、学校における防災教育について考え直す機会になりました。

 

おわりに

これからもこのような読書会を開催し、防災教育についてみんなで学べるような機会を作っていきたいと思っています。

 

防災や防災教育に関する活動をされている方はもちろんのこと、「最近地震や災害とか多いし、防災や防災教育に関して学んでみたいな」と思っている方も、是非この読書会で私たちと一緒に学んでいきませんか?

 

次回イベント


今回の読書会では、学校の防災教育を取り上げました。しかし、8月11日の防災教育実践交流会では更に多くの教材の体験会を行います。さらにNPO法人プラス・アーツの理事長永田宏和氏の講演や、面白い実践のポスターセッションなど内容盛りだくさんです。防災に興味のある方、将来教員を目指している方などなど、どなたでも是非ご参加ください!

 

ーーーイベント詳細ーーー

防災教育実践交流会2019夏-「知る」「学ぶ」から「やってみる」へ-

■開催日時:2019年8月11日(日) 13:00~17:00

■会場:キャンパスプラザ京都 4階第4講義室

■プログラム:
  ①ゲスト講演「防災教育の心得」
  ②防災ゲーム体験会
  ③有志の方によるブース発表&サイコロトーク
  (ブース発表を希望される方は申込フォームで「出展」をお選びいただけますと、発表要項と書式を送付致します。)

■登壇者
  永田宏和氏(特定非営利活動法人プラス・アーツ理事長、デザイン・クリエイティブセンター神戸副センター長)

■対象者:学校の先生、教育に興味関心のある学生、防災や防災教育に関心のある方々

■募集人数:100名程度

■参加費:無料

■申し込みフォーム
https://forms.gle/LhFMRddGC8Gi2pRk8

■主催:NPO法人ROJE関西学生事務局「災害と教育事業部 わたげプロジェクト」

■助成:JR西日本あんしん社会財団、真如苑

■後援:京都市教育委員会

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