【災害と教育事業部 わたげプロジェクト】南相馬市学習支援事業~防災グッズ作りイベント&学習サポート塾編~

2020年1月4日~7日に、NPO法人ROJE「災害と教育事業部」のメンバーが福島県南相馬市で合宿を行なってきました!

学習支援やフィールドワーク、防災グッズづくり企画を実施し、南相馬について様々な学びを得た今回の合宿。その様子を、全2回にわたってお送りします。

1回目の報告記事となる今回は、「防災グッズ作りイベント&学習サポート塾編」です。
私たちは、今回の合宿を通じて、南相馬市の小中学生を対象に、学習支援や防災グッズをテーマにしたイベントを行わせていただきました。子どもたちに防災について伝える一方で、私たち自身もたくさんの発見がありました。そんな発見を「防災グッズ作りイベント&学習サポート塾編」ではお送りしていきます!

 

防災グッズイベントを開催!

今回のイベントでは、子どもや保護者と一緒に防災グッズ作りを行いました!作ったグッズは、ポンチョ・スリッパ・マスク・食器の四つです。しかもこれを身の回りにある新聞紙や段ボールなどを材料にして作りました。災害時に必要になるものを、身の回りのもので作る方法を覚えることによって、避難所で子どもができることが増えることが目標です!

新聞紙から食器を作ります!意外と簡単~

 

どのグッズ作りも大盛り上がり!

子どもたちも、ポンチョには絵をかいてオリジナルなものに仕上げたり、段ボールでつくるスリッパは自分の足のサイズに合うように作ったりなど、様々な工夫がみられました。また、保護者の方と防災グッズを一緒に作ることで、避難所の不便な点を子どもと話すきっかけができたりなど、予想外の反応も見られました。また、東日本大震災を経験した方からは、「実際に被災したらいちいち(防災グッズの)作り方を調べることはできない。私もポンチョぐらいは覚えて帰りたい。普段からの準備が大切ですね。」という言葉をいただき、改めて防災を普段から考えることの大切さを感じました!

ゴミ袋からポンチョを作ります!

 

ポンチョの絵がかわいい!!

 

防災ゲームにも挑戦!

わたげプロジェクトおなじみの防災ゲームにも挑戦しました!子どもたちは大白熱の戦いを見せてくれました笑 遊びながら防災の知識も学べる防災ゲームは、小学生にも楽しんでもらえることがわかり、これからの活動にも生かしていきたいと思いました。

恒例のクロスロード!被災地ならではの意見も、、⁉

 

学習サポート塾を通じて

私たちは、合宿期間中の13時から17時の間、学習サポート塾を開講しました。対象は南相馬の小中学生です。それぞれが冬休みの宿題やテスト勉強などの自習を行ないながら、困っている子に大学生がアドバイスしていくという形式です。四日間連続で来てくれる子どももいて、彼らの学習意欲の高さに驚かされました!

たくさんの子どもたちが来てくれました

 

子どもの学びと私たちの学び

また、子どもたちとの関わりの中で、子どもたちの進路や勉強についておしゃべりすることがありました。私たち大学生にとって、当たり前のようにある「大学」は、子どもによっては、想像もつかない場所であることに気づかされたことがとても印象的です。子どもたちに勉強を教えながらも、大学生側も学ぶことがたくさんあり、とても有意義な時間になりました。


大学生も中学生も真剣な顔つきで集中しています

 

振り返りの中での成長

さらに宿に帰っても、一日の振り返りを毎日行いました。子どもとどう関われば、より学習支援の場がよくなるのかを、大学生同士で考える時間はとても難しく、楽しいものでした。例えば、問題がわからず苦しんでいるときに、なかなか大学生を頼ってくれなかったりすることが問題点として挙げられました。たった四日間では解決できたとは思えませんが、小中学生と大学生の距離感を直接体験できる貴重な機会でした。また、普段は関東で活動しているつぼみプロジェクトのメンバーとも意見を交わし合うことができ、刺激的な時間でした。それぞれのこれからの活動にどんどん生かしていきたいと思います!

 

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