【災害と教育事業部 わたげプロジェクト】岡波看護専門学校でプロジェクト初の出前授業を行いました!

こんにちは、NPO法人ROJEの明石です!
9月27日に、岡波看護専門学校の倫理学で、授業をさせていただきました。わたげプロジェクト初の出前授業で、とても緊張しましたが、充実した時間にすることが出来ました。ずいぶん時間が立ってしまいましたが、今回はその授業について報告をさせていただきます!

なぜ授業をしようと思ったか
そもそもなぜ出前授業を行なってみたいと思ったかについて軽く触れたいと思います。わたげプロジェクトは、”すべての人が防災教育を学べる社会へ” というビジョンを掲げています。私たちはそのビジョンと向き合う中で、一つの疑問にぶつかりました。それは、「私たちが考える防災教育が、生徒や学生に本当に届くのか」という疑問です。この疑問を解決するためには、生の現場で直接学生や生徒と関わってみることが必要だと考えました。

どんな授業をしたの?
今回ご縁をいただいたのは、三重県にある岡波看護専門学校という学校です。14名の学生の方に対して、135分間の授業をさせていただきました。以下、その授業内容をまとめていこうと思います。

災害クイズで大盛り上がり
まずはアイスブレイクです。災害に関するクイズを交えながら、グループごとに答えを考えてもらいました。このクイズが予想以上に盛り上がり、とても話しやすい雰囲気が生まれました!実際に出題した問題はこちらです。
①東日本大震災での津波の最大の高さは何mでしょうか?
なんとなくニュースで聞いたことがある災害の知識から予測する人がいたりなど、とても興味深い反応が得られました!

避難所運営ゲームをプレイ!
その次に、避難所運営ゲーム(通称HUG)をプレイしました。避難所運営ゲームについては過去の記事でも取り上げましたのでそちらをご覧になるか、以下の公式ホームページをご覧ください。

過去のHUGについての記事:https://kyouikusaikou.jp/13709/

公式HP:http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/manabu/hinanjyo-hug/about.html

このゲームを一文で表すならば、避難所を運営しながら様々なトラブルを解決していくシミュレーションカードゲームです。初体験の学生の方々でも、ゲーム後半にはかなりスムーズに対処できるようになっており、驚かされました。特に医療関係に進む学生という視点で行われたHUGは、ファシリテーションを務めたROJEメンバーにとっても新たな発見がたくさんありました!

初めての避難所運営ゲームの説明を聞いてます。みなさん楽しみながらプレイしています!


 

 

 

 

 

 

クロスロードにも挑戦
クロスロードについても過去の記事で取り上げたので、詳細はそちらをご覧ください!

過去のクロスロードについての記事︰https://edupedia.jp/article/547d972575af055b1b32cfe2

このクロスロードでは、自分の考え方の根幹を問われます。普段なかなか考えないことに気づかされ、災害時の意思決定難しさに触れることができたと思います。そして、このゲームの面白いところは、自分自身の意見だけでなく、”自分が〇〇だったら?”という観点で話すというところです。学生のみなさんも究極の二択で頭を悩ませていました。私たちが想像もしない意見も聞くことができ、ROJEメンバーの学びにもなりました!クロスロードの問題を真剣に考えています。議論はなかなか止まりません。

 

 

 

 

 

 

終わりに
今回の授業を通して、改めて防災教育へのハードルをとても感じました。特に命に関わる話だからこそ、知識が不確かなまま、学生の方々に伝えようとすることに思った以上に抵抗感があることに気づかされました。これからの活動では、このハードルの高さを克服する工夫をメンバー一同考えていきたいです。また、二つの教材が、楽しみながら防災を学べるものだと改めて感じさせられる機会となりました!実際に授業で防災教育を行う機会を、これからも大切にしていきたいです。

お知らせ
20日に京都市内にて、わたげプロジェクトが主催する大規模イベント「防災教育実践交流会」を行います!ゲストをお招きして講演をいただいたり、たくさんの防災教育実践者の方々と直接つながれるポスター発表の時間もございますので、ぜひご来場下さい!
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