目次

◆無関心
◆シェアハウス計画を立てよう!
◆ここが変だよ選手権

1位:無関心

○授業概要

授業タイトル:無関心無関心

受講者数:40名

授業時間:3時間

目的:無関心が担保されている環境を実際につくり、生徒に関心、無関心について考えてもらう。

○授業内容

第1部「世界が百人の村だったら」ワークショップ

授業内容:参加者を先進国・発展途上国・貧困国の3つのグループに分け、それぞれにクッキーを配る。配られるクッキーの量はグループによって異なり、先進国グループには1人1箱、発展途上国グループには1人1枚、そして、貧困国グループには2枚のクッキーを粉々に分けて配られる。その後、貧困問題についてのディスカッションを行う。

第2部「無関心」

授業内容:第1部を受け、生徒たちに本当に貧困問題に関心があるのかと問いかけをする。そして、「無関心が担保されているからこそ、本当に関心があることをみつけることができる。そして自分の好きなことを見つけることがグローバル化の第一歩なのではないか」という教育者側の考えを伝える。その後、生徒達と一緒に議論する。議論は4人程度グループにスタッフのファシリテーターを配置して行う。休憩スペースを設け、議論に無関心な生徒たちが、いつでも使用できるようにする。

○この授業案作成に至った経緯

この班では、まず海外との交流体験から話し合いが始まりました。そこでは、子どもたちが英語を話せるようになること以前に、「外国人にも伝えたいと思える事柄をもつことが大切である」という方向に議論が進みました。つまり、大切なことは、子どもたちが自分の好きなことを見つけられることであり、グローバル化時代に必要な教育とは、「子供たち自身が好きなことをしっかり見つけられるような授業」というという結論になりました。そこまで議論が進んだあと、班員の1人が、「無関心の大切さ」について意見を出してくれました。子供たちが好きなこと、嫌いなことを判断するために、無関心を尊重することが大切、無関心が担保されているからこそ本当に関心を持つことがわかる、自分の好きなことが輝く。メンバーは全員この無関心について共感し、これを授業のテーマに持ってくることが決定しました。

シェアハウス計画を立てよう!

○授業概要

目的:異文化理解の中から寛容力・発信力を身につける

○授業内容

3人一グループでのグループワークを行うシェアハウスをたてよう

授業の流れ
  1. グループ内でのリスク出し

(食事・ゴミ出しなど共同生活のさまざまなシーンで起こりうる問題、異文化衝突を挙げる)

  1. 主催者側からのリスク提示

→これらで挙げられたリスクを、グループで話し合う

  1. グループごとに発表、共有
  2. まとめ

○この授業案作成に至った経緯

今後、グローバル化が進む社会においてコミュニケーション能力がますます必要になってくる。コミュニケーション能力のうち特に必要になってくる要素として、異文化理解のための寛容力と自己表現のための発信力がある。その二つを養うためには、意見を主張したり対立を乗り越えたりすることが必要となるディスカッション形式の授業がいいのではという総意のもと、授業の形式が最初に決まった。その後、異文化に接する中でさまざまな課題にぶつかるであろう「外国人とのシェアハウス」に住む計画を立てる、ということがディスカッションのテーマとして定まった。

ここが変だよ選手権

○授業概要

授業タイトル:ここが変だよ選手権ここが変だよ選手権

参加者数:20名

授業時間:3時間

目的:①共感・反発の発生、②是非の検討、③アクションを起こす

○授業内容

0.宿題

身の回りの変なことを探してきてもらう。

1.講義(20分)

この授業の流れを説明したあと、自分が変だと思ったことに対する掘り下げ方を座学形式で学んでもらう。

2.ワーク①(40分)

グループをつくり、その中で自分が感じた変なことを深堀りしていく。なぜそう思ったのか、それは変えるべきか、そのままにしておくべきか、などを生徒自身が考えていく。その際、グループに一人ファシリテーターが付き、適宜アドバイスを行う。

3.発表①(15分)

グループの中で発表する。発表では、自分が変だと思ったことを言い、これは変えるべきかどうかも伝える。相手を共感させられるかどうかが、ポイントとなる。

4.ワーク②(30分)

グループの中で発表したのち、まずはグループの人同士で、次にクラス全体で、自分の意見を磨いていく。

5.発表②(40分)

クラス全体で発表する。

6.まとめ(15分)

授業のおさらいをする。評価して、順位をつけるかどうかは未定。

○この授業案作成に至った経緯

私たちの班では、五月祭教育フォーラムに参加した方から意見を聞くことから始まりました。その中ででてきたのが「ケンカすること」。グローバル化がいいことか悪いことか、受け入れるべきかどうかという議論の中でも、それはキーワードとして残りました。グローバル人材になるために必要な能力、その中で私たちが焦点を当てたのは、「共感能力」です。多様性は、ケンカして仲直りすることによって生まれます。そして、仲直りするためには、相手をいかに共感させられるか、自分がいかに共感できるかが大切となってきます。そしてその能力を磨くためには、まず「違和感を見つけること」、そして「それを自分のなかで深堀りすること」、「共感できるかどうか判断すること」、「共感できない場合、相手を共感させられること」というステップが必要だという結論に至りました。この結論をもとに、私たちはこの授業案を作成しました。