目次

1.今回のフォーラムの感想

2.他の登壇者のお話を聞いて

3.今後の活動来場者や世間に求める行動

4.これから教師になる人へ伝えたいこと

5.来場者や世間に対して

6.最後に一言

 

インタビュー概要

この変革の時代に教員志望の方が多いのはとても素晴らしいと、小林りんさんはおっしゃっていました。その上で、教員志望の人だけに限らず、これからの社会で生き残るためには、積極的にチャレンジして行動していくことの重要性を強調していました。

 

1.今回のフォーラムか?終わっての感想をお聞かせください。

たくさんの学生が教員志望だということですごく嬉しいです。やはり、いまの若い人たちのなかに、学生のうちからいろいろな経験をつんで、将来の自分について考えている意識の高い方がすごく増えているような気がしています。私は企業家志望とか国際関係志望という人によく会うのですが、実際にこうして教員志望の方が多くいることを知って、日本の未来は明るいなと思いました。

 

2.今回のフォーラムにご登壇いただいた理由は何でしょうか?

鈴木寛先生からお誘いただいて、日本教育再興連盟(ROJE)のことを知った時に、考えるだけではなく、行動に移すことを大事にしている団体だと聞いて、共感したからです。グローバル化とか、国際人材とか、リーダーシップとかいろいろと討議されていますが、「じゃあ具体的にどうするの?」ということがないといけません。そのヒントに、私が四十年間歩んできた人生や、いまISAKでやっていることをお伝えし、皆さんの実践、アクションを起こすことのきっかけになるようなことを、ひとつでも残せたらなという思いで臨ませていただきました。

 

3.他の登壇者の方々のお話を聞いて、何か感じられたことはありますか?

フォーラムを通して、一貫したメッセージとして、グローバル化というテーマに限らず必要なスキルというのが浮き彫りになってきたと感じました。鈴木寛さんがよくおっしゃっている、「挑戦的であること」「新しいことへのチャレンジ」「積極的なアクション」が重要になり、かつ様々な産業が変化し、新しいことにチャレンジし続けていく人しか生き残れない社会になってきています。そのなかで、グローバルかグローバルじゃないかは別として、チャンスが回ってきたときに、それを自分で積極的に掴んで、失敗を恐れずに果敢に挑戦していくということが非常に大事な時代になってきている、と感じました。

 

4.今回のグローバル化に関する問題を解決するために今後どのように活動されていきますか?

まずは、今のインターナショナルスクールをきちんと立ち上げ、自分の本業の中で、「世界で変革を起こせるリーダーを養成する」と掲げたミッションを実現するということが、最も大きな私の課題だ と思っています。

次に、同じような問題意識をもつ教師の方々と情報交換したり、勉強させていただいたり、できるかぎり情報を共有していきたいです。

最後に、現在、政府の委員会のメンバーにも参加させていただいているので、日本の社会が必要としているような人材の育成を、教育の現場からどうしていけばいいのかということについて、マクロ的な政策面からも、微力ながら何か提起していきたいと思っています。

 

5.これから教師になる方に対して、伝えたいことはなんでしょうか?

今、日本全体が良い意味でものすごく大きな転換期に差しかかり、この十五年、十年、国家としての動きや選択が日本の未来を大きく左右する時期に来ていると思います。かつ、その中において教育というものがひとつの大きなテーマとして取り上げられているということも間違いありません。

フォーラムでも申し上げましたが、日経新聞の一面に「大学改革」といった特集が出るということは、いままでありませんでした。そこで、教育を志す若いみなさんには、そういう時代に教育現場に身を置けることの幸運、興奮というものを、ぜひ感じてほしいです。もちろん現場に入ったら楽しいことばかりではありませんし、大変なこともたくさんあると思います。その中で、大きな目標として、「なぜ自分は教育の道を目指すのか」ということを忘れずに、志高く、常に目線を少し高くもっていてほしいというのが、教員(志望)の方へのメッセージです。

 

6.フォーラムに来られなかった方も含め来場者や世間に対し、最後に一言お願いします。

私の好きな言葉で、座右の銘のようなものがあります。「悲観は気分に属する、しかし楽観は意思である」という言葉です。これは、フランスの哲学者アランの、『幸福論』の一節で、特に若い方々に送りたいと思っています。今、日本が直面している現実というのは、例えば国家財政、人口縮小など、悲観するところが多いと思います。しかし、どうしようと悲観するのはただの気分なのです。みなさんが生きていく未来が、楽観しうる未来なのかを決めるのは、今生きていて、これからの主役であるみなさん次第です。なので、みなさん自身が意志をもち、未来を楽観できるものに変えていくことが大事だと思います。前向きに、これからの時代を自分が担っていくんだ、という当事者意識を、一人ひとり忘れずにいてほしいです。