目次

1.今回のフォーラムの感想

2.他の登壇者のお話を聞いて

3.今後の活動

4.治安の悪さによる留学への不安について

5.親からの自立と留学について

6.来場者や世間に対して

インタビュー概要

鈴木先生は日本の学生がグローバル化に対応するために必要なこととして、「自立」の重要性を強調されていました。学生が国外に出ていくことで、これまでの自分を深く認識することができます。留学すること、また留学生と関わることは自分を見つめなおす大きなきっかけになるということを話されていました。

 

Q1. 今回のフォーラムが終わっての感想をお聞かせください

 
学生のみなさんの頑張りにより、とても素晴らしいフォーラムになったと思います。多くの質問者が出たこともこのフォーラムが成功した証です。

Q2. 他の登壇者の方々のお話を聞いて、何か感じられたことはありますか?

小林りんさんは、ある意味でこれからのグローバル人材のモデルとも言える方です。高校生までは普通の日本の学生で、そこから15歳から20代半ばまで複数回海外で生活され、今まさにグローバルな人材を育てようとしています。そういう良き先輩、ロールモデルのお話を聞く機会を来場者のみなさん及び企画している大学生たちが持てたことは、素晴らしいことだと思います。

Q3グローバル化に対応できる日本社会にするために、先生ご自身は今後どのような活動をされていきますか?

色々とご縁のある方々にグローバルコミュニケーションの重要性を説いていくということと、そういうことを一生懸命やろうとしている人達を応援していくことをまずやっていきます。

Q4外に出る重要性を説かれていらっしゃいますが、治安への不安から留学にはいかないという人もいると思います。そのことについてはどうお考えですか?

 

外に出るというのは物理的に国を出るということだけではありません。日本にいてもやれることはいくらでもあります。例えば治安のいい東京の中でグローバルな人たちと付き合っていくこと。また学生であれば大学にいる海外留学生と付き合えばいいし、あるいは小学生のグローバル教育を支援するボランティアに参加してみても良いと思います。これならなんのリスクもありません。心がけを変えたら明日からでもできる。日本人は留学生を留学生だけで孤立させてはいないでしょうか。

実はこれまで皆さんが生きてきた、あるいは今生きているところというのは、それが東京であっても日本であっても非常に偏ったコミュニティです。そこから一歩外に出てみるということが重要なのです。

Q5親の影響でなかなか海外に行かせてもらえない。もしくは、親にグローバル化に対応する重要性を分かってもらえないという若者もいます。そういう若者はどうするべきだと思われますか?

 

子ども(若者)自身が、親を説得するか、そのための材料をしっかり調べて親を教育するべきです。勉強していない親を説得するか、あるいは親離れしてください。

我々の時代では、親は我々の進路に口出しをしませんでした。子どもは勝手に行動すればいいし、お金は自分で調達しなければなりません。今の親子関係は異常です。親のせいでチャンスを失っている子どもが多すぎます。親も過保護だし子どもも自立していない、両者ともに問題があります。しかし、どちらが変われるかといったら、若いほうが変われます。だからこそ若者が自立しなければなりません。

高校や中学で葛藤があって、そこである程度自立して、親がどう言おうと自分で将来の選択ができている人たちのほうがこれからは強いと考えられます。世間に出たら敵・ライバルばかりです。就職でも、外国人採用のほうが日本人採用より多い企業もあります。会社が採用するのは日本人でなくてもよいのです。

このような状況だからこそ、若者は積極的に留学生と交流するべきです。いろんな国の、自立した若者と会うことで、「自分が自立していない」ことを自覚しなければなりません。留学のもう一つの意味というのは、親と同居してきた人が独立し、自立し始めるということなのです。

Q6今日フォーラムに来られなかった方も含め来場者や世間に対し、伝えたいことはありますか?

 

まずは色々な経験をしましょうということです。実際の経験というのが大事だと思います。それと、色々な人と付き合ってみるというのも良いですね。

世の中の様々な存在から真摯に学ぶ。そして物事は常に不協和音から始まるものです。そこから逃げないことが大事。常識が通じない世界と戦うことが出来るようになります。

 

また、真のインテリジェンスを身に着けるためメディアの流す情報に受け身になるのではなく、もっと自発的に社会のことを学んでいってほしい。

 

「自分の考えは本当に自分の考えなのか」と考えてみてほしい。

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常識が通用しない世界、グローバル化に対応するためには「熟議」が必要になります。自ら経験したこと、自らが実感していることを基に話し合い、自ら情報を集め、検証し、判断していくという「自立・自発」的に自分の価値観を確認するとともに、「熟議」を通じて相手が解る、関係が見える、自分が変わる、信頼が生まれる。そして、改善が自発され、相互にかみ合い、うまく治まるようになるのです。

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これからも、ともに熟議をしていきましょう。

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