目次

Q1.今回のフォーラムの感想
Q2.登壇理由
Q3.フォーラムで一番伝えたかったこと
Q4.今後の活動
Q5.来場者や世間に対して
Q6.最後に一言

Twitterからの質問

インタビュー概要

ご自身が大阪府教育委員長であるという立場から、教育の問題に取り組む際は、現場の感覚が非常に大切であり、偏見や先入観は持たずに、事実と数値を見て物事を判断するべきであるとおっしゃいました。

Q1.今回のフォーラムが終わっての感想をお聞かせください。

鈴木先生とお会いできただけでなく、現場で働いていらっしゃった安部先生と具体的なお話もさせていただき、とても刺激を受けました。実際に子どもと触れ合った者にしか感じられない先生同士の連帯感を味わうことができました。

Q2.なぜ今回のフォーラムに登壇していただけたのでしょうか?

学生や来場者の「話を聞きたい」という期待や熱意に応えたかったためです。今回のフォーラムでは教育関係者の来場者が多かったように見受けられました。フォーラムの講演中は、先生方の仕事の励みになるような内容を話せたと思っています。

Q3.今回のフォーラムで一番伝えたかったことはなんでしょうか?

現場にいらっしゃる先生方は、いじめ、発達障害の問題に直接関わりを持てることが強みだということです。そして、来場者の先生方にはそのことをうまく伝えられたという手応えがあります。今回のいじめ、発達障害の問題を解決するためには、先生だけでなく問題に関わりを持つ全員が主体的に取り組んでいくべきだと言いました。子どもに主体性を持ってもらうためには、先生が子どものことを理解してあげることが重要です。子どもを理解するためには、アンケートなどで子どもの生活実態を「調査」し、調査の結果がどのような意味を持つのか「分析」することが必要不可欠です。

Q4.今回の問題を解決するために今後どのように活動されていきますか?

行政はとにかく理屈をつけて教育問題について対策を講じますが、最終的にそれらの対策を実施するのはすべて現場の先生方です。実際の現場では、先生は様々な子どもたちに対処しなければなりません。今後求められることは、今までと同じように多様な子どもを理解し、彼らの自己肯定感を高めてあげる指導です。

Q5.これから来場者や世間にどのように関わっていってほしいでしょうか?

偏見や先入観を持たずに、実際の現場を自分の目で判断し、行動してほしいと思います。例えば、フォーラムでも言いましたが、「緊張」と「集中」は違います。日本では努力をすること自体を尊重してしまい、成果が出ないと「努力が足りない」と言われてしまいます。本来ならば、努力が足りないわけではなく、努力の仕方がおかしいと気付くべきです。メディアからの情報を鵜呑みにせず、事実を自分の頭で判断して生きていかなければなりません。

Q6.フォーラムに来られなかった方も含め来場者や世間に対し、最後に一言お願いします。

いじめや発達障害の問題を解決するには、先生だけでなく周囲の協力も必要です。この問題に取り組む全員が自分自身の頭で事実を判断しながら、熱意を持って行動して欲しいと思います。

Twitterからの質問

①いじめられる子、いじめる子を見落とさないようにするにはどうすればいいでしょうか?

子どもの理解に必要なことは、「調査」と「分析」だと言いましたが、代表的なものとして「日記指導」があります。子どもに日記を書かせていると、おかしいことがあった場合は必ず日記に表れます。「おかしいな」と思ったときは、その子のことを一日じっくりと観察してあげると異常なことが発見できます。子どもの表情や周りとの空気と馴染めていない様子がないか確認すると良いでしょう。日記指導は毎日書かせることが重要であり、その中でおかしな点がないか見逃してはいけません。

②発達障害の子どもを支援するための教育・医療、その地域との連携はどのようにすればいいでしょうか?

文科省に、家庭や医療の側面からも問題に取り組んでいくべきだという事実を示して欲しいです。保護者の方々にすべて先生の責任であると認識されてしまうと、先生がいくら保護者に協力を訴えても聞く耳を持ってくれないことがあります。いじめや発達障害と家庭の生活環境や医療制度の関係性などの事実を明らかにして、それぞれの異なる立場から改善のための方法を考えていくことが必要です。

(インタビュー編集・文責:五月祭取材班)

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