第二部「行政、地域、学生でできること」

第二部では、社会全体の意識を変えて、当事者意識をもって自らが考え行動し、コミュニケーション能力を養うことが重視されました。

 

「ちづる」

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第二部では、まず、会場にお越しの方に発達障害についてより知っていただくため、ドキュメンタリー「ちづる」の予告編を上映しました。これは、赤崎正和さんが、立教大学現代心理学部在学中に卒業制作として、知的障害と自閉症をもつ赤崎さんの妹・千鶴さんを撮影された作品です。また、当日赤崎さんがフォーラムにお越しくださり、皆さんが、映画のなかの明るい妹さんを観ることで、発達障害をもつ子どもへのイメージが変わっていってほしいと話していただきました。

 

私たちにできること

その後、第一部のいじめと発達障害に関する内容を踏まえて、私たちが何をできるかについてディスカッションをしました。rojemayfes4

 

赤崎さんのように、大学生にもできる活動があります。鈴木先生は、周りが、「いじめられている人」などといって、人にマイナスな印象をおしつけるような関係を変えることだとおっしゃいました。そのために、社会全体が、人は皆十人十色というような気持ちを持つことが大切で、大学生が、その先駆けとなれるとのことでした。特別支援教育コーディネーターを務める安部先生は、周りがねぎらいの言葉をかけることで、発達障害を持つ子どもの親の支えになるとおっしゃいました。学生代表の佐藤は、よりよい授業実践のアイディアを広める、EDUPEDIAの活動を紹介しました。この活動について、大阪府教育委員会委員長を務める?山先生は、今の教育に対する社会全体の思考をさらに高めるために、各地の授業の実践を大学生によって広められることが、狭まっている教育界を社会に開き、認めてもらうきっかけになるとおっしゃいました。rojemayfes5

 

鈴木先生は、メディアからの情報だけでなく、現場に行って子どもと交流することが、教育を考える原点だとおっしゃいました。その一例として、日本教育再興連盟では学校ボランティアの活動も行っています。学生代表の佐藤は、いじめは、閉鎖的空間で起こると、深刻化すると話しました。?山先生は、いじめや発達障害を持つ子どもへの対応は、特殊空間として学校を意識し、その空間で行われることではなく、教育問題を社会問題ととらえるべきだとおっしゃいました。学校ボランティアは、学生が授業をサポートすることで、学校内に新たな外との関係が生まれるという点で、いじめへの有効な対応策であり、学校ボランティアに参加した学生代表の佐藤は、参加した大学生自体も大きく成長できると話しました。安部先生は、考えが柔軟で積極的な若い力が、子どもへの大きな刺激になるとおっしゃいました。rojemayfes6