教育夏まつり2013 in 福島・二本松/企画にかける想い(ラジオ放送内容)

08.20


こんにちは。広報部の相澤です。ついに教育夏まつり2013 in 福島・二本松まで残り3日と迫ってきましたね。

さて、先日RN2ラジオNIKKEI様の番組で放送された、ROJEメンバーの教育夏まつりにかける想いは聞いていただけましたでしょうか。
もしかしたら、聞きたかったのに時間が合わなかった…という方もいらっしゃるのではないかと思い、8月12日(月)に放送された、本企画人事担当の在原くんが話したことを以下に載せておきます。在原くんの想いが伝わる内容になっておりますので、ぜひご覧ください!

 

「初めまして。東京大学2年生の在原遼です。僕は日本教育再興連盟というNPO法人にしています。
この夏、僕たちの団体は福島県二本松市で被災地復興支援プロジェクトを行います。今回は、なぜ僕がこの被災地復興支援プロジェクトに携わっているか、そして今回のプロジェクトに対する思いを話したいと思います。

僕は福島県で生まれました。ただ生後まもなく他の県に引っ越してしまったので、大学生になったらぜひ自分の生まれた場所である福島県を訪れたいなと常々思っていました。高校時代、東京大学を目指して受験勉強をしていたんですが、現役では合格することができず、浪人をしました。浪人中は本当に朝から晩まで勉強をしたんですが、一浪した結果はまたしても不合格でした。
 この東大の合格発表があったのが2011の3月10日、ちょうど東日本大震災の一日前でした。こんなに努力しても報われないのか、なんて理不尽なんだろう、こんな辛い浪人生活がもう一年も続くのか、人生に絶望していました。そんな、人生で一番のどん底の中で僕は3月11日という日を迎えました。テレビから映し出される震災の光景、報道を通して伝わってくる震災の被害に強く衝撃を受けました。自分一人だけ残されて家族全員を亡くされた被災者の姿をテレビで目の当たりにして、どうしてなにも悪いことをしていない人たちがこんな辛かったけど目に遭わなければならないのか、人生の残酷さ、不条理、理不尽さを痛感しました。
そんな中、僕は1つの新聞記事を目にしました。それは、両親を津波で亡くした女子高生が、2人の弟のため、すでに合格していた県内の進学校ではなく、働きながら通える定時制高校に進学することにしたという記事でした。自分の思いを押さえて家族のために生きる彼女の姿を見て、自分はいかに自分のことにしか目が向いていなかったか、そして二浪は確かに辛いけれど自分の夢を追いかけられる環境にいることがどれほど幸せなことなのか思い知らされました。
東日本大震災は僕自身にとって自分自身を見つめ直す、生き方を問い直す大きな契機となりました。だからこそ、この二年間の浪人生活を乗り越え、自分が目指しつづけた東京大学に受かった今、この体験の中で学んだことを活かして震災で傷ついた人たちの力になろうと決心しました。これが、今回僕が被災地復興支援プロジェクトに携わろうと思った理由です

次に、被災地復興支援プロジェクトへの想いですが、今回、僕たちは二本松市内の小中学生との対話形式の交流企画を行いますこの企画では現在から未来までの自分の歴史である自分史を子どもたちに書いてもらい、これからどう生きていきたいかを一緒に考えます。それは、自分の未来をしっかり考え、その未来を実現するために努力していく過程の中で、人は周りにいる家族や友人の大切さに気付き、そして身近にいる大切な人たちをどうしたら幸せにできるのだろうと考えるなかで、はじめて自分の住む地域や社会にも目が向き、被災地の復興につながるのではないかと思うからです。
また、この企画のなかで、二年間の浪人生活など僕自身の経験を語ることで、子どもたちがこの先、何か困難にぶち当たったり、辛いことがあったときにもう一歩前へ進む力になれたらと思っています。「がんばれ」という言葉は、時に空虚で、時に人を苦しめてしまうものです。だからこそ、ただがんばれと子どもたちに伝えるのではなく、自分自身の経験を話すなかで子どもたちそれぞれが何かを感じ取ってもらえたらなと思います。

ありがとうございました。」

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