【関西教育フォーラム特集記事】学校教育の役割
こんにちは。関西教育フォーラム広報部の三澤です。
事前申し込みは締め切らせていただきました。たくさんのお申込みありがとうございます。当日を楽しみにお待ちください。申し込みしていない!という方にも当日席をご用意できる可能性があります。情報をお待ち下さい。
今回は『学校』についての記事を企画部メンバーに書いていただきました。読んだら本イベントがもっと楽しみになりますよ!!
学校教育の役割
現在、学校教育では、「いじめ」や「学力低下」など子どもに関する問題がたくさんあり、このような生徒に焦点を当てた問題ばかりが注視されることは少なくありません。
しかし、子どもと同様に先生についてもたくさんの問題があります。「教員の多忙化」はその中の1つと言えるでしょう。
本フォーラムに登壇していただく坂本良晶先生(小学校教員)はご自身のブログで、
「教員の働き方改革を実現し教員の多忙化を解決するには、教育の生産性を高めること(=教師の勤務時間を減らしつつ、子どもの正の変化を増やすこと)が必要であり、教育の生産性を高めるためには、全ての仕事の質を上げようとがむしゃらに頑張るのではなく、子どもの正の変化を大きく引き出せる仕事を選択・集中して成果を出すことが必要である。」
とおっしゃっています。
教育の生産性を高めて仕事の負担を減らすために、教員は多くある仕事を取捨選択する必要がありますが、その際に、学校教育で何をすべきか、またどこまでを学校教育でカバーし、どこまでを学校外での教育に託すかについて考えなければなりません。
学校教育の役割について文部科学省は以下のように述べています。
都市化や核家族化の進行等を背景に、家庭や地域社会の教育力が低下しており、これに伴い、例えば、子どもの基本的な生活習慣の育成等の面で、学校や教員に過度の期待が寄せられている。また、保護者の中には、教員に対して一定の目に見える教育成果をあげることを求める傾向が強まっている。
学校と家庭、地域社会との役割分担の在り方については、本来家庭や地域社会が果たすべき機能を学校に持ち込むのではなく、家庭や地域社会がその責任を果たすことが必要であるとの意見がある。その一方で、家庭や地域社会の教育力を取り戻すことが難しい現状では、学校や教員が一定の役割を果たすこともやむを得ないのではないかとの意見もある。この点については、地域や学校によっても事情が異なり、一概に固定的な役割分担の方向性を示すことは困難であるが、いずれにしても今後は、社会全体として子どもの教育を支えることが、ますます重要となる。このような意味で、保護者や地域住民の学校運営への参画を進め、理解と協力を得ながら教育活動を進めるなど、学校や教員には、家庭や地域社会の意向を踏まえながら、職務を行うことが求められていることを理解する必要がある。
このように、現在学校や教員に対して期待が高まり、学校教育の役割が変わりつつあります。
学校教育の役割とは?
11月25日、私たちと一緒に、その答えを探してみませんか。
京都大学でお待ちしています。
この他にもフォーラムの内容に関連した記事を随時公開しております。
これを読めばフォーラム内容をより深く知ることができ、当日がワクワクすること間違いなし!
イベントの情報は随時更新していきます。
──◆◇イベント概要◆◇───────────────────────
イベント名:関西教育フォーラム2018「学校×塾×家庭で対話する ”その子らしさ”を引き出す 新時代の教育」
テーマ:学校・塾・家庭
日時:2018年11月25日(日)14:30~17:30(開場14:00)
場所:京都大学吉田キャンパス 本部構内エリア「法経済学部本館2階 第一教室」
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/
※有名な時計台やクスノキがある方のキャンパスです
※館内エレベーターを完備しています
参加費:無料 ※途中入退出可
申し込み:事前申し込みは定員に達したため締め切らせて頂きました。
当日席に関しての情報はしばらくお待ちください。
※多くの方にご参加いただけるよう、【16時まで】にお越しにならなかった場合、予約キャンセルとして扱い、当日席として解放します。ご了承ください。
※イベントページの「参加予定」を押すだけではお申し込みは完了しませんので、ご注意ください。
※フォーム送信後、24時間以内に受付完了メールが届かない場合には、お手数ですがメールの受信設定をご確認いただき、kansai.kyouikuforum@gmail.com までご連絡お願いします。
ゲスト登壇者:
隂山英男氏(陰山ラボ代表、当連盟代表理事)
坂本良晶氏(京都府公立小学校教諭)
佐藤亮子氏(浜学園アドバイザー)
鈴木寛氏(東京大学教授、慶應義塾大学教授)
坪田信貴氏(坪田塾塾長)
(50音順)
学生登壇者:石川桃子(同志社大学2年生)
※服装に関する指定は特にございません。
※筆記用具をご持参ください。
※会場内食事不可。お飲み物は蓋の閉まる飲み物のみ持ち込み可。
定員:500人
主催:NPO法人日本教育再興連盟(ROJE) 関西学生事務局
お問い合わせ:kansai.kyouikuforum@gmail.com
後援:文部科学省(予定)、京都府教育委員会、京都市教育委員会
【関西教育フォーラムとは】
関西教育フォーラムとは、NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)関西学生事務局が京都大学の学園祭(通称「NF」)で開催しているイベントです。
「いじめ」や「教育格差」といった話題のテーマに関して、教育業界を中心に様々な分野からゲストをお招きし、講演やパネルディスカッションを行っています。昨年は「大学教育」をテーマにフォーラムを開催し、約600名の参加者にご来場いただきました。
関西教育フォーラムTwitter:https://twitter.com/kyoikuforum2018
関西教育フォーラム2018ホームページ:http://kyouikusaikou.jp/kanfo2018
【ROJEとは】
NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)は、「ボトムアップの教育改革」「大学生×教育のプラットフォーム実現」をビジョン・ミッションとし活動している教育NPOです。事務局を関東・関西・九州に構えており、広島でも活動しています。約200名前後の学生が、学校での授業実践やボランティア活動、教育イベント開催のほか、教員向けWEBサイト運営など、様々な形で教育に向かいあっています。
※詳細はこちらのHPから→http://kyouikusaikou.jp/