【五月祭教育フォーラム】企画記事③:授業外学習支援と教員の多忙化

05.10


今年度の五月祭教育フォーラムは「教員の多忙化」です。今回の記事では、学校の先生の多忙化と補習や中高での授業外の学習支援について、一学生としての私、学生登壇者(横田)の経験と所感を紹介します。


私が通っていた学校の先生は総じて教科指導に熱心で、授業外でも様々なサポートをしてくださりました。

例えば、英語の先生は独自に英語検定のための対策授業を企画して、希望する生徒を集めて過去問の演習と解説を行なっていましたし、どの科目の先生も独自に入試問題の対策講座を開講。

また、補講に限らず、先生方は自習にも様々な面からサポートをしてくださいました。平日は18:30まで職員室で生徒の質問に対応し、受験期の日曜日は生徒の自習室とするため学校を開放して、先生は当番制で監督。また、生徒が自主的におこなった過去問などの問題演習を添削して、様々なアドバイスをくださりました。

印象的だったのは、どの先生もこうした授業外の学習支援に対してとても積極的だったことです。過去問の添削をお願いすると、「また忙しくなっちゃうなあ」と言いつつ笑顔で引き受けてくださり、「先生は塾と違って追加料金がかかるわけじゃないから、どんどん使ってほしい」というようにおっしゃる先生もいらっしゃいました。

私自身はこうして生徒のことを第一に考えてくださった先生方にとても感謝していますし、そんな先生方に憧れて教員を目指しています。


一方でそうした学生時代の経験があるために、昨今の「教員の多忙化」の議論に対して私は少し複雑な感情を持っています。多くの先生が過労死ラインを超える長時間労働をされていて苦しんでいらっしゃるという状況は、なんとしてでも変えていかなければならないと思います。ただ、自分の中高時代に生き生きと補習を行なっていた先生方のイメージが、どうしてもそうした「忙しくて苦しい先生像」に重ならないのです。

先生の仕事の中にも、やりがいに直結していて先生がある意味自主的に取り組んでいると言えるものと、先生にとって端的に負担として捉えられるものがあるかと思います。

「多忙」と「充実」を隔てるものは何なのか。どこまでが先生の仕事と言えるのか。

単純に労働として括ることのできない先生の仕事のあり方を議論していく中での、1つの大切なテーマかもしれません。

今回の記事ではあくまで私の個人的な感想をご紹介しましたが、フォーラム当日には、教育問題に精通された登壇者とともに、来場者の皆様に「教員の多忙化」について考えていただけたらと思います!

5月20日(日) 14時から!東京大学五月祭にてお待ちしております。皆様お誘い合わせの上ぜひお越しください!
「ROJE五月祭教育フォーラム2018」のお申し込みはこちら →
https://goo.gl/PQ3R5r

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