【五月祭教育フォーラム】企画記事②:教育現場の実態を教員に聴く

05.05


当フォーラムを企画するにあたり、実際に現場で働く現職教員の方を取材させて頂きました。本記事では中学校に勤務されている20代の教員の声をご紹介致します。

※プライバシー保護の観点から、今回取材させていただいた方の氏名・学校名等の公表は控えさせて頂きます。ご了承ください。

 

ーご自身が教員になられた経緯をお聞かせください。    

私の中学時代の生活が楽しかったことが大きな要因のひとつです。子どもたちにも同じように楽しい学校生活を経験してほしいと思い教員になりました。また、学校がつまらないと思っている子どもたちにも寄り添い、ひとりでも多くの子どもたちに学校が楽しいと思えるようになってほしいと思います。

 

ー現在、部活動の顧問はされているのでしょうか。

   未経験の運動部の副顧問を任されています。本当は自身が経験したことのある運動部の顧問をしたかったのですが、校長により一方的に別の部活動に任命され、反論しづらい雰囲気がありました。自分の専門の種目に空きが出ているのに、未経験の種目を任された時は机を蹴り飛ばそうかと思うぐらい、抵抗しかなかったです。

 

ー忙しさを感じるのはどのような仕事の時でしょうか。

   子どもたちに関連する仕事はいくらでもやりたいと思います。しかし教員でなくてもいいのではないかと思うような事務作業をしている時は忙しさを感じます。

 

ー教員の労働制度についてはどのようにお考えですか。

 給料を増やしてほしいとは思いませんが、給料に見合う仕事の量にしてほしいです。個人的には、もっと子どもたちと接する時間を増やしたいと思っています。そのために、作業をできるだけ効率化し、職員会議でただ資料を読み合わせるだけといったような無駄なことを省いていくことが必要ではないでしょうか。「今までやってきたから」という理由だけで続けるべきではないと思います。

 

ー職員室内での他の教員の方との関係はどのようになっていますか。

   授業準備をする時も、先輩教員の方に授業のやり方を教えてもらったりします。教員同士の連携がなかったら、教員の仕事は続けていけなくなります。また、学年単位で動く総合学習や修学旅行、生徒指導などのような、先生同士の連携がないと成り立たない仕事が多いです。

 

ー教員をしていて、やりがいを感じる時はどんな時でしょうか。 

   自分が子どものために働きかけた結果、子どもが楽しそうにしていたり、笑顔になったりしている時です。また、他の業種と比べて特に、子どもたちと長い時間一緒にいて成長を間近で見ることができ、自分の指導の成果を実感できるのです。

     

編集後記

お忙しい中でインタビューをお受けくださった先生。
言葉の節々に子どもに対する愛や、教師という仕事に対する熱い想いを滲ませていましたが、それと同時に時折見せる険しい表情の中に、先生方が抱える葛藤の一端を見たように感じました。

 

   

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